り ページ8
私は梟谷市を歩きビルを抜け、住宅地を抜け、田んぼを抜け、山道を制服で入った。
「な、なぁ！どこに向かっているんだ？」
「来れば分かります」
この姿では、一度しか来たことないけど。
獣道ともいえる道を歩いていく。
20分くらい歩き、制服は葉っぱや土埃だらけだった。
そして、ようやく開けた道に出る。
山の中に、そこには一軒古びて腐りかけた家があった。
立ち入り禁止の札と、黄色と黒のロープがかけられている。
「ここって……」
「梟谷市名物の、心霊スポット……聞いたことありますよね？」
「あぁ……夜、女が泣き泣き男の名前を呼びながらこの家にいるって言う……ま、まさか！」
「いや、それは関係ないんですけど、そもそもそんな噂嘘にすぎませんよ、幽霊なんていませんし」
「そ、そうだよな……」
青ざめて変に信じそうな木兎さんを慌てて止める。
ふぅ、とため息をついて木兎さんに向き直る。
ここから先は、入れない。
入ったら、駄目な気がした。
「あのね、光太郎さん。ここまできて思い出さない？」
「……ごめん」
謝らせるつもりなんて微塵もないのに。
「私はね、前世の記憶があるんです。前世のあなたと、暮らした記憶が」
「前……世」
「たまにいるんです。ここから生まれる前の記憶、胎児の時だった記憶……でも私は、すべて思い出せたんです。
貴方と出会って。
入学式の日、覚えていますか？貴方に会った後、記憶が全部蘇った。だからどうしようもなくって泣いた。
それだけです」
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いすだ(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます！大丈夫です！初見はどうしても「ん？」と思ってしまいますよね。ぜひ内容を見てください〜！ (2022年5月4日 12時) (
レス) id: b562ecc021 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 間違えました、wごめんなさい。内容読んでなかったので、適当なことを言ってしまって…あ、↓の間違いは見なかったことにしてください、wwwほんとにごめんなさい (2022年5月4日 12時) (レス) id: 1c7bf85d9b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - あ、すみません、内容四でなく (2022年5月4日 12時) (レス) @page13 id: 1c7bf85d9b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - あの、雰囲気ぶち壊すんですけど、題名間違ってません？ (2022年5月4日 12時) (レス) id: 1c7bf85d9b (このIDを非表示/違反報告)
蝶華 - 感動しました(＞＜)これからも頑張って下さい！！ (2020年4月29日 18時) (レス) id: 05b32a56ac (このIDを非表示/違反報告)
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