お見舞いアザッス。 ページ43
「さってと…あ、これ皆で買ってきたやつだから。食べてね。」
「ありがとー。」
「お前のじゃねえよ松川!」
受け取る松川パイセンに、私は苦笑いをする。
あれ、ハミチキもある。これは京谷君かな。
『ありがとうございます。』
「熱はどうなんだ?」
『あ、測っていません。』
朝測ってそのままだった。机にある体温計を取って測る。
『37度5分っす!!』
「「おぉ…?」」
「それって低い方なのかな?」
分かんないけど、微熱ですね。
「明日はゆっくり寝てろよ。」
『…いいや、明日は行きます。』
「…なんで。」
皆の顔が険しくなる。これ以上、無理すんなってか。
『だってもう限界ですよ!今日のやつ明らかに海野のせいですし!?ありえないでしょ!って言うかしつこいんですよ!と思えばなんか松川パイセンの方に行くし!?
こっちは付き合ってんのに明らかに奪い取ってやるオーラバレバレですしね!!意味わかんねええ!!』
「…いきなり前置きもなく愚痴り始めんのやめてくれない…?」
嫌だってこっちももう限界ですもん。
「…じゃあ、明日が戦争ってことでいいの?」
『そういうことになります。』
「分かったよ。お前の自由にすればいい。」
「海野は、まだ知らないんだよな、スイッチある事。」
『うん、知らない感じだった。』
前に、言ったことがある。
__『ねえ真凛ちゃん。私がもしも、愚痴って暴言吐くような先輩だったどうする?』
これは、私がもはや捨て身にして言っているような言葉だった。
__「先輩がそんなわけないじゃないですか!そんな先輩だったら私泣いていますし。嫌ですよ!」
それは、彼女の本心なのか、それとも本心じゃないのか。
まぁ、愚痴って暴言吐くような先輩嫌だよな、誰でも。
そんな先輩なんだよ。心の中で愚痴っている最低な先輩。
それが私。
だけど、そのおかげでちゃんと今、こうやってバレー部の前ではっきり出来ているんだけどね。
「…って言うか、地味に付き合っている発言したよね。」
『…あ。』
「おまっ、こういうところで…!」
「まぁ、知ってたけどな。」
「「えっ。」」
まさかのみんな知っていた事実。え、知ってたの!?
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一般人。(プロフ) - 今回初めてこの作品を読ませていただきました!夢主ちゃんのツッコミに毎回笑ってしまいますwもし良かったら、イメ画を描いてもいいですか?迷惑ならやめます!体負担がかからない程度に、更新頑張ってください! (2017年1月14日 17時) (レス) id: cd4b8af366 (このIDを非表示/違反報告)
ふじとー(プロフ) - なんであの時ヒロイン好き()と言ってしまったんだろうか……そして夢主ちゃん頑張って!! (2017年1月12日 12時) (レス) id: 4901deebb9 (このIDを非表示/違反報告)
更音 - 風邪の具合はいかがですか?インフルエンザではなさそうですが… 気をつけて下さいね!寒さも厳しいですし… −20℃で吹雪いている北の地より (2017年1月11日 22時) (レス) id: 8fce01b43a (このIDを非表示/違反報告)
惟那 - いつも楽しく読ませてもらってます!まっつんにホレた笑 私も受験生ですが、毎日マスクが欠かせません…。無理のないように更新頑張ってください!お大事に^^ (2017年1月11日 21時) (レス) id: e290a6ae04 (このIDを非表示/違反報告)
nene - 私も風邪ひきました。受験生なのに(笑)お互い早く治して受験勉強頑張りましょう(*´▽`*) (2017年1月11日 19時) (レス) id: 3a702fd441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いすだ | 作者ホームページ:モブインのすとーりー
作成日時:2017年1月8日 12時