恋の病でーす。 ページ37
名前を呼んだら、松川パイセンが来る気がして。ずっと暗い闇の中、ずっとずっと呼んでいた。
あぁ、マミーの料理食いたい…腹減った…。
松川パイセン…来ないかな…。ずっとそう思っていた。
海野とかなんかやらかしていないかな…いや、もうすでにやらかしたんだけど…。
『……ぁ、れ…。』
目を覚ますと、そこは見慣れた私の部屋の天井だった。
私家に帰れたっけ…途中でぶっ倒れて…。
おでこに、少し生ぬるくなってしまったタオルがあった。
固く絞られていて、お母さんの力では無理だ。
足元に少し重みを感じ、下を見ると、松川パイセンが寝ていた。
『！？なん、で…！？』
私の声からはかすれた声しか出なかった。コホコホと咳すれば、さらに喉は痛む。
「…ん、起きたか…？A。」
目をこすりそういう松川パイセン。え、夢！？
これは夢なのですか！？
「大丈夫か？お前途中で倒れたんだぞ。」
『そぅ、なんですか…？』
「あ、声出しにくいか？無理に出さなくってもいいからな。」
コクコクとうなずけば、頭はガンガンといたむ。私は何をすればいいんだ！！
「寝ろ。」
はい。寝ます。
ベットに寝ると、おでこに乗っていたタオルを水につけて、絞った後私のおでこにまた乗っけてくれた。ひぃ、冷たい。
「お前さ…病院行くか？つったらなんて言ったと思う？」
私そんなこと聞かれたのか？気付いたら部屋にいて松川パイセンがいてって言う感じなんだけど。
「お母さんの料理食いたいから病院行きたくないだとよ。おもしろいよな。」
ケタケタと笑う松川パイセン。うぅ、私そんなこと言ったのか？覚えていないぞ！
…久しぶりに、笑う松川パイセンを見た気がする。
「お前が無事でよかった。」
そう言って頭をいつものように撫でてくれる松川パイセン。さらに私の顔は熱くなっていく。
『ぁ、松川パイセン、学校は…？』
搾り取ったような声で聞くと、松川パイセンは悪そうに笑った。
「俺も体調崩して早退しましたー。ってな。」
この人受験生だろ！いいのか！
「お前のことが心配すぎて、勉強に集中できませーん。恋の病。」
一人で笑っている松川パイセンに、私は体が熱くなっているのが分かる。あんたのせいで熱あがったんですけど！！
タイミングって、重要よね〜。（桃井か○り風）→←病院より…。
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一般人。(プロフ) - 今回初めてこの作品を読ませていただきました!夢主ちゃんのツッコミに毎回笑ってしまいますwもし良かったら、イメ画を描いてもいいですか?迷惑ならやめます!体負担がかからない程度に、更新頑張ってください! (2017年1月14日 17時) (
レス) id: cd4b8af366 (このIDを非表示/違反報告)
ふじとー(プロフ) - なんであの時ヒロイン好き()と言ってしまったんだろうか……そして夢主ちゃん頑張って！！ (2017年1月12日 12時) (レス) id: 4901deebb9 (このIDを非表示/違反報告)
更音 - 風邪の具合はいかがですか？インフルエンザではなさそうですが… 気をつけて下さいね！寒さも厳しいですし… −20℃で吹雪いている北の地より (2017年1月11日 22時) (レス) id: 8fce01b43a (このIDを非表示/違反報告)
惟那 - いつも楽しく読ませてもらってます！まっつんにホレた笑 私も受験生ですが、毎日マスクが欠かせません…。無理のないように更新頑張ってください！お大事に＾＾ (2017年1月11日 21時) (レス) id: e290a6ae04 (このIDを非表示/違反報告)
nene - 私も風邪ひきました。受験生なのに(笑)お互い早く治して受験勉強頑張りましょう(*´▽｀*) (2017年1月11日 19時) (レス) id: 3a702fd441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いすだ
| 作者ホームページ：モブインのすとーりー
作成日時：2017年1月8日 12時
