体育館裏で愚痴をぶちまける。５【青葉城西】

及川パイセンすみません。 ページ26

『朝ごは〜ん、はんはは〜ん。』


海野が次体育らしいので、移動と着替えをしているためこの時間は自由！フリーダム！

フ○パンの替え歌、「朝ごはん」を歌っていると、及川パイセンと、一人の女の子がいた。

お、これは…告白ですか！？ふっ、ちょっと地獄耳の私が聞きましょうか。

すみません調子乗りました。



「あの…及川先輩…。」


「ん？」


「マネージャー希望なのですが…いいですか！ちゃんと入部希望の紙も書いてきました！」



あれ、やっぱり海野以外にも入りたい人いたんだ…。



「ん〜、ごめんね。今は募集してないんだ。」


「な、なんでですか？マネージャーは後１人できるじゃないですか…！」


「そうなんだけどさ、この前利香ちゃん(ヒロイン)のことがあってさ。Aちゃんは一人でもなんとかなっているし。
それに、仕事しないとあれだし。Aちゃん、仕事熱心だからさ。
及川さんばかり見つめられても困るんだよね。」



うわ、最後のはいらないと思う…。



「…そうですか。」



そういうと女の子は去っていった。

…私、なんか悪いことした気分だ。



「わっ。」


『ぎゃ！お、及川パイセン…！』



今寿命縮んだ！



「盗み聞き？悪いね〜。」


『たまたまここ通ったらあんたと女の子がいたんです！』


「ふぅん。」


『…及川パイセン、断っていたんですね。』



マネの子が入らないのは、そういう事だったのか。



「まぁね…利香ちゃんがいなくなった後から、Aちゃんもっとマネの仕事早くなってきているし。
今の青葉城西は絶好調だし！これならウシワカちゃんにも勝てるし！
…だから、今はいると、多分バランスが崩れると思うんだ。」



及川パイセンは、マジだ。

今年でラスト。そうは言わないけど、目がそう言っている。

海野がこのまま入ると、とんでもないことになる。



「真凛ちゃんのこと、聞いたよ。」


『！』


「さすがに、利香ちゃんのことがあったからね。及川さんもそこまで馬鹿ではない。」


『…馬鹿だと思ってすみませんでした。』


「思っていたんかい！！…でもまぁ、俺らも警戒しておくけど、Aちゃんが一番気を付けないといけないからね！」


『…は、はい！』


「じゃね〜！」



手をヒラヒラと振って戻っていく及川パイセン。

…よっし、気合入れなおして今日の部活は頑張ろうっと！




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作者、明日学力調査テスト((勉強しろ

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