体育館裏で愚痴をぶちまける。５【青葉城西】

あれ…？ ページ34

『本当にありがとうございました。』


「結城がやったわけじゃねえんだろ。別にいいって。」


『でも、しばらく水だけになっちゃうんですけど…。』


「大丈夫！別にドリンク大好き人間じゃないし！ね。」



及川パイセンがそういうと、皆も笑って「そうだな。」といった。

…いい仲間だなぁ。



『あ、私帰ります。ドリンクは準備できませんでしたけど、ビブス今干したんで。』


「今の一瞬で！？…って言うか、なんで帰るの？」


『なんか熱あるみたいで。今日マネの仕事だけして帰ろうかなって思ったんですけど。』


「「早く帰れば！？」」



皆に背中を押されて、私は正門まで案内される。



『え、ちょ。』


「早よ帰って！本当にもー、仕事好きすぎか！！」


『別に好きって訳じゃないんですけど…。しなきゃいけないかなって。』


「あー、もう…早く帰って！！」



心配されているのは分かっていた。私は苦笑いで家路に向かった。





　






　





『…家に帰るのって…こんな疲れるっけ。』



確かに私の帰る道は誰もいないに等しいほどの道。

いやここまで人いないってすげえな！！

まぁ後は家に帰るだけ。だけど…。



『いや…マジでつら…。』



熱あがってるのは分かっていた。って言うか頭痛い。



『い、っせいパイセ…。』



…限界＿＿。

嫌な予感が。→←いい仲間。

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