……ん ページ41
「好きだ、付き合ってくれ」
暑い夏。
部活終わりにカギ閉めをして二人きりになった俺は、Aにそう言った。
突然のことでびっくりしているかと思えば、そんな頭を下げた俺をじっとAは見つめる。
言葉が足りなかったかな……と思って、後付けでいろいろ言った。
「正直、最初に会った時から好きだった。見た目も可愛いなって思ってたし。
あと、いつもマネージャーを頑張っているのを見て……」
『ん』
Aは、それはいつもお世話になっているから子供を育てている親の目線じゃないのか。といった。
「違う！そんなんじゃない……黒尾たちに、恋愛感情はないって言ったけど、それは嘘だ」
『……』
「俺、ずっとお前のことが好きだった。言うタイミングなくて、もやもやしてたから……今、言おうって思って口から出ちまった」
『……』
夕暮れに、Aの顔が照らされている。
ただ黙っている。俺は何時間もたったんじゃないかと思うくらい長く感じた。
『……夜久』
「！」
『……ごめん』
ぺこりと、頭を下げるAを見て、俺はあぁ振られたんだと腑に落ちた。
「いいって。突然こういうこと言われても、困るよな」
『ん』
「びっくりしたよな。ごめん」
『……ん』
「え、好きな人いるのか？……ごめん、そうだったんだな」
『ん』
自分の中で、どこか分かっていたんだ、博打だったんだ。
はは、と笑うと突然ぽんと頭にAの手が乗っかる。
「……はは、告白した相手に慰められるってなんだよ……」
『……』
しばらく時間が過ぎて、俺はAの手を優しく払った。
「ありがと。ふっきれたわ。俺はAのこと応援しているから、お前も俺のことを応援してくれよな！」
『ん』
そう言ったAは、申し訳なさそうな、優しい同情の笑みを浮かべていた。
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ぽんこつ(プロフ) - アアアアアアアアアアアアアクロオチィィィィアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア好き好き好き好き好き好き好き好き好き!!!まじで無理無理無理!?!?!?でもやっくん可哀想... (2022年1月12日 0時) (
レス) @page44 id: b62fb1fea3 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - ぽんこつさん» コメントありがとうございます！黒尾のカッコよさ補正はもしかしたらかかっているかもしれないです……ｗ (2022年1月8日 23時) (レス) id: 60b30d75d7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつ(プロフ) - 待って、クロってこんなにかっこよかったけ? (2022年1月8日 22時) (レス) id: b62fb1fea3 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - Nittさん» ありがとうございます！好きって言ってくれてうれしいです！更新頑張りますね！ (2021年12月28日 1時) (レス) id: 60b30d75d7 (このIDを非表示/違反報告)
Nitt - 凄い面白い！僕これ大好きです！更新、頑張って (2021年11月26日 18時) (レス) @page28 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
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