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ノータッチエース! ページ35

「天童!」


「ほっ!」



若からのトス、羨ましい〜!(後衛)

旭がスパイクしてくるところを、3枚ブロックで止める、

威力はそのままのボール。目の前の翔ちゃんに落ちていく。

構える暇など、あるわけない。

だけど翔ちゃんはボール当たる寸前、わずかに顔を背けた。

衝撃が伝わり、顔が歪む。

そのボールが上がった。トスした菅原。

スパイクに入ったのは翔ちゃんじゃなく、田中君だった。



「手が間に合わなくて、顔面レシーブだー!って思ったけど、鼻に当たったら嫌だから……」


「え!?じゃあ見えててズラしたのかよ!?」


「鼻血が出たら、ベンチ下げられるから」



あぁ、嫌だなって感覚、分かるわぁ。

若の方をふ、見ると、ものすごく怖い顔をしていた。

すごく、ゾクリとくる。

それは、翔ちゃんもだったみたいね。



「小野さん!」


『おらぁ!』


「ひぃ!」



あー、つい漏れちゃったわ。

こっちもギリギリなのよね……!



『ごめんなさいね!』



ガタガタと震える翔ちゃんに謝るけど、大丈夫かしら?

烏野は執着して全員で攻めてくる。

もう、足は上がらないに近いのに。

7対9、ここで飛雄が戻ってくる。

んー、もう少し点を稼ぎたかったけど、こっちが有利なことには変わりない。

早めに終わらせたいと焦ってしまっても、だめだ。

復活してすぐの鬼強いサーブ……!



「チャンスボール!」



チャンスボールで戻ってきてすぐに、飛雄が飛ぶ。

そのまま、翔ちゃんが飛んできて真下打ちをぶち込んだ。

ホント、戻ってきてほしくなかった!

9対11、まだ白鳥沢がリードしているうちに取りに行かなくてはいけない。

ここで、少し休ませるために賢ちゃんと交代して英太ちゃんが入ってきた。

これが、5セットほ最後の彼の舞台。

サーブだけは自由。磨いてきた、全てを叩き込め!

英太ちゃんのサーブはまっすぐ、そして威力を落とすことなく誰にも触れることなく落ちていった。



「ノータッチエーッス!!」


「ヨッシャアアアア!!」



ここでいつも通りいけるのはすごいこと。尊敬するわ。

現エースから次期エースへ。→←医務室行き。



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設定タグ:ハイキュー , 白鳥沢 , オネエ   
作品ジャンル:アニメ
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Nagi(プロフ) - 大好きですっ!!! (2021年10月24日 1時) (レス) @page49 id: 974074d1dc (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - すごく面白かったです!これからも頑張ってください! (2020年3月31日 22時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - クロネコさん» コメントありがとうございます!ハマってくれてうれしいです!! (2019年10月17日 23時) (レス) id: f860ac395f (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - 短気っきーさん» ありがとうございます!オネェ男子最高です……作者様の紹介ありがとうございます。今度見てみますね! (2019年10月17日 23時) (レス) id: f860ac395f (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ - とても面白かったです!!ハマりました!! (2019年10月17日 20時) (レス) id: ba8b81f396 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いすだ | 作者ホームページ:オネエのすとーりー  
作成日時:2019年6月29日 9時

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