ミラクルエース工ちゃん。 ページ26
第4セット前、一度円陣を組む。
「このセットで終わらせる」
「おぉ！」
ホイッスルが鳴り、工ちゃんからのサーブ。
肩に力入りすぎじゃないかしら。
サーブは、高く弧を描いていく。
「アウト！」
「ホームラン！」
あー、ついにやっちゃったわね。
監督やコーチも頭に手を当てている。
「力みすぎんなよ！」
「うっ、はい！」
旭のスパイクが決まった後、鍛治君が工ちゃんを怒った。
「工ぁ！中途半端なとこ突っ立ってと、ディグもワンチフォローもできねえぞ！！」
「ファイ！」
ちょっとショック受けているのかしら。
アタシは工ちゃんにフォローを入れてあげる。
『どうして工ちゃんが一番怒られると思う？』
「未熟だからです！」
『一番期待されてるからよ』
そう言うと工ちゃんは目に火をつけてさっこおおおおい！と張り切るのだった。
「単純すぎだろ……！？」
『でも、本当の事だから』
さて、盛り上がっているところ悪いけど……集中しなくちゃ。
覚ちゃんが速攻でスパイクを決める。
「遅〜いよ〜ブロックは読みと嗅覚ダヨ？」
「ブロックとはシステムです」
ラリーが続き、工ちゃんにトスが上がる。ストレートを締められているけど……きっと、大丈夫ね。
工ちゃんはストレート勝負でいった。
飛雄の腕を弾く。さらに外からアンテナに当たらないように……！
『きゃーん！すごいわ工ちゃん！
手を合わせて言うと、工ちゃんは前髪をピシッと決める。
「マグレでしょ、今のはマグレでしょ。
内心ドキドキしてんでしょ」
「マグレ？まさか……奇跡を起こしてこその、エースですよ！
「かっこよく言い換えてんじゃないよ！」
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Nagi(プロフ) - 大好きですっ！！！ (2021年10月24日 1時) (
レス) @page49 id: 974074d1dc (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - すごく面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - クロネコさん» コメントありがとうございます！ハマってくれてうれしいです！！ (2019年10月17日 23時) (レス) id: f860ac395f (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - 短気っきーさん» ありがとうございます！オネェ男子最高です……作者様の紹介ありがとうございます。今度見てみますね！ (2019年10月17日 23時) (レス) id: f860ac395f (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ - とても面白かったです！！ハマりました！！ (2019年10月17日 20時) (レス) id: ba8b81f396 (このIDを非表示/違反報告)
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