体育館裏で愚痴をぶちまける。４【青葉城西】

授業中フォロー無いのつら！！ ページ44

朝練が終わり、教室に花巻パイセンと向かう。



「おう！おはよう松川！」


「おはよっす。」


「あ、おはよう松川君！」


「おはーす。」


「すげえ、完璧松川だ…。」


「似せているんです。普段の学校生活であまり会わないじゃないですか。だから何となくです。」(小声)



部活以外で会ったのは、屋上と体育館裏だけ。棟も離れているので会うことはほとんどなかった。



「さすがに授業中は無理だから、それは乗り切れ。あと、今日の3時限目は合同体育でサッカーだから。」


「嘘だろ…。」



サッカー、別に下手じゃないけど…あ、大丈夫、普通の女子みたいに「きゃー、怖いー。」とかじゃなくって、逆につぶしていくタイプだから。

松川パイセンは…積極的に参加するタイプじゃなさそうだな。

そんでもって今はこの体。コントロールできない気がする。

めんどくせぇ！！



「ま、頑張れよ。」


「はい…。」





　







　







　

松川ｓｉｄｅ




「おはよーっす。」


『お、おはよう。』


「とりあえず、Aの近くにいるのがしおりんっていうやつです。とにかく勘がいいのと、イケメソなので気を付けてください((」


『おい待て、イケメソってどういうことだ。女なのにイケメソなのか？！』



女子って言うか、2年の基準ってそういうものなのか！？



「A？」


『おはよう！しおりん！』


「やけにテンションたけえな。」


『そう？』



うわ…もう自分でやって気持ち悪い…。

とにかく授業中は黙っていることを意識しよう。あとこの女…しおりん？気を付けねえとな。

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