体育館裏で愚痴をぶちまける。４【青葉城西】

うちに来い。 ページ22

こっちにくるボールを、何度も拾い、ボールをあげる。手に上手くはいったトスは、山なりにあがり、スパイカーの所でドンピシャになる。

ここでは山なりのトスを上げるんだ。

うちはセッターの及川パイセンが選手を動かすというか、そんな感じだ。

１００本って…どんだけやるんだ！

トスを上げるセッターにはかなり辛いだろう。それと、スパイクをできないリベロの山形先輩は、ずっとスパイクのボールを拾おうとする。

それでも、あまり乱れていないのはさすが強豪というところだろうか。



『休憩です！』


「ふぃー、やっと終わったぁ…。」



一人一人にドリンクとタオルを渡していく。すごい、ここだけでも熱気が凄い。



『凄いですね、白鳥沢は…！もうなんか凄いです！トスも凄いですし、スパイクも、ブロックも、レシーブも！何もかも凄いです！！』



そういうと、白鳥沢の皆さんはきょとんとした後に、ニコリと笑った。



「そう言ってくれると、嬉しいな。」


「そうですね！！」


「…A。」


『あ、はい！』



牛島先輩が前にずんとくる。うぅ、やっぱ慣れねえ。



「…白鳥沢に来ないか。」


『…おぁ！？』


「でた、若利君のそれ…。」


「またか…。」



って言うかしょっちゅうやっているのか！？

瀬見先輩と牛島先輩ヤバくね！？→←監督ってやっぱ怖い…。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す