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46八重崎なのか? ページ4

「も、もしもし」


「あ!やっと出た……ってちょっと!」



電話に出た及川の声は、なぜか焦っていた。

すると、電話の人物は突然八重崎になる。



「Aさま、今どちらにいらっしゃるのですか」


「し、白鳥沢学園……」


「……」



しばらくの沈黙は、何を表しているのか分からずAは困惑した。



「そうですか。帰るときには連絡してください。迎えの車を出します」


「え、いいの?」


「今日だけですよ。絶対に連絡をするように。及川様には、伝えませんから安心してください」


「あ、ありがとう」



思ってたのと別の対応で、驚きを隠せない。

逆に、優しすぎて本当に八重崎なのか?と疑うレベルだった。

少し離れたところで通話をしていたので、待っていた白鳥沢の皆のもとに戻る。



「すみません、八重崎が心配していて……帰るときに連絡をするようにとだけ言われました」


「櫻か!懐かしいなぁ」


「あいつ元気か?」


「はい、相変わらず……」



瀬見と山形に、頭をぐしゃぐしゃに撫でられる。

八重崎がいれば、できないことだ。

この様子に何故か見覚えのあるAは、しばらく考えて納得した。

親戚の集まりがあったときの、叔父叔母の感じと少し似ていた。



「あれ、A?」


「なんでいるの?」


「川西、白布!久しぶり!!」



懐かしい同期との再会に、Aは近づく。

そして、軽く説明をすればなるほどね、と呑み込みの速い二人は頷いた。



「牛島さんに迷惑をかけてんじゃねえよ……」


「違うわよ、ここにきてって言われたの」


「はいはい恋愛脳」


「なんですって!」


「でた、賢二郎とAの牛島戦争」


「変な名前を付けるのはやめなさい覚」



ぎゃーぎゃーと騒いでいるバレー部。

しかしそれはほんの1か月前と変わらない出来事でつい懐かしく感じてしまうのだ。

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いすだ(プロフ) - 本郷ゆいさん» はじめまして!誤字の指摘ありがとうございます。訂正いたしました!更新頑張りますね! (2020年2月21日 10時) (レス) id: 3712830079 (このIDを非表示/違反報告)
本郷ゆい(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております。あの、初コメで言うのもなんですが、最新話の交換が好感になってると思います......!更新頑張ってください、応援しています...!! (2020年2月19日 1時) (レス) id: eb8f6585b4 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 男達よわぁでも、まだこれだけじゃ済まなさそうまだ、何かあるねぇ夢主意外と強い (2020年1月18日 8時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - 絵理奈さん» 今のところ何も考えていないです()恐らく出すと思います! (2020年1月2日 13時) (レス) id: 3712830079 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 悪女何人でも出しますか? (2020年1月2日 11時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いすだ | 作者ホームページ:許婚のすとーりー  
作成日時:2019年12月29日 17時

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