体育館裏で愚痴をぶちまける。３【青葉城西】

ツッキー遠くない！？ ページ39

「どうしたの、Aちゃん午後はボーっとしちゃって。」


『…すみません。』



随分と月島君のことを引きずってしまっている。



「Aって、スイッチ切ると顔に出やすくなるのな。」


『うぅ、よくいわれます。あ、黒尾パイセン、今日の居残り練習抜けます。』


「(俺らの中でなんかあったのか…。)おう、了解。」



周りの皆が普通に受け入れてくれたから忘れていたけど、やっぱり中にはドン引きしている人とか、受け入れないという人もいるわけだ。

それが月島君だったなんて…！

結構親しくしていた身としては、これはつらいというか…！



『…私らしくない。』



引きずるな。ちゃんとお話すればいいだけだ。




　





　





『どうだい仁花ちゃん！私の野菜のむき具合は！！』


「いいですね！」


『あざっす！』


「どっちが先輩なのよ。」



野菜をむくのはうまくなったけど、切るのはダメなんだよなー、なんでだろ。



「明日さ、Aちゃんタコさんウィンナー作ってよ。」


『！いいんですか！？』


「それだったら心配ないしね。」



マミーの卵焼きに続き普通に好きなのは自分の作るたこさんウィンナーだ。あのパリッとする感じがいい。

フッフッフッ、腕が鳴りますな！




　





　



『はー…真面目にどうしよう。』



やっぱり月島君のことが引っ掛かる。



「オーオー、ため息なんかついちゃって。」



そう言われて背筋がシャキンと伸びる。



『！澤村先輩！！』


「近くいいか？」


「あ、俺も俺もー！」



なんか、今日は烏野の皆さんと食べるようだ。



「隣いいですか！！」


「ボゲェ！俺もだ！」


『はいはい、両方ね。』


「あ、俺前でもいいですか？」



えっと…確か月島君の相棒的な…親友的な感じの…。

そうそう、山口君！って言うか月島君は…遠くない！？

私と一番離れていると言ってもおかしくはない。



「…ツッキーと何かありました？」


『…うんちょっとね。』



苦笑いをして、軽く受け流しちゃう。山口君たちは自分の食事をとりに行った。

既に自分で食事は用意したので、皆が来るのを待った。

ツッキーってツッキーだよね！！→←食堂で禿る。

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