体育館裏で愚痴をぶちまける。３【青葉城西】

食堂で禿る。 ページ38

「いやぁ、本当にAちゃん面白いね〜！！」


「あ〜あ、覚に気に入られちゃったな、A。」


『瀬見先輩助けてください〜…。』


「こうなった以上無理。」



お昼はまた白鳥沢の皆さん。天童さんがあとで話あるって脅すから！！！



「でもうれしかったわ。Aがそう言ってくれて皆。な？」


「はい。」



大平先輩が言っている意味が分からなかった…私なんか言ったっけ？



「ほら、愚痴っている時の動画で。」


『……あぁ！…あ？』



そんなこと言っただろうか。皆で遡ってみよう。



＿＿『意味分かんねえ！！いや振り向いたら足グキッて！！というか何で担ぐんですかねどうしてお姫様抱っこするんですかね！？おぶるという選択肢はないんですかね！？
あと白鳥沢の皆優しすぎて禿る！！ありがとうございます！
誰だ私に運ぶ時は担がせろとか言ったやつは！パイセンしかいねえだろブチ転がす！！
そんでもって木兎パイセン！てかお前パイセン決定！！そんでもって結婚って何！？マジなのかマジじゃねえのか知らねえけど！！……』


＿＿『あと白鳥沢の皆優しすぎて禿る！！ありがとうございます！』



あぁ、言いましたね！！



「Aちゃん禿るの？」


『禿ません！』



すると、烏野の方からブフッ！と笑う声がした。

ハゲに何か関係があるのだろうか…！？



「まぁ、お前がそう言ってくれて俺らは嬉しかったよ。」


『いやもう優しいのは真実でして。』


「ははは、うまいなぁ。」



白鳥沢は優しくて強い。最強か！！





　





　






『んー、やっぱまだ痛むかー。』



流石に最強回復力を持つ私でも、捻挫はまだ無理か。

一人食堂に戻って歩く練習。あまりよくないんだけどね。

すると、歩いている人物に声をかけることにした。



『あ、月島君！』


「！Aさ…。」


『昨日はその…ごめんね！私こんな性格だけどさ、これからも一緒にその、お喋りできたらなーと…「すみません。」…あ？』


「僕、まだあの動画の事信じませんから。Aさんが…そんなおちゃらけているってこと。信じれません。」



失礼します。と言って、月島君は去っていった。

…そっか、私のこの性格を受け入れてくれない人もいるのか。



『…月島君には、受け入れてほしかった…。』



もっとケーキのことでお話したいのに。

ツッキー遠くない！？→←見られた！！！

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