ドレスアップ。 ページ41
「あらあら！特にあなたいい男！」
ターゲットをロックオンしたのは若利だ。
「待て！！先に私だ、早く連れてけ！！」
「んえ〜？分かったわよ……アンタの部屋じゃダメね。ちょっと！ダイニング借りるわよ〜！」
「へーへー……」
ダイニングに入ってから、俺達は呆然とその場を見つめる。
「あぁん、もうじっとしていないとダメでしょ〜？」
「うっ、やめろ……あっ」
俺は急いでソファにおいてあるヘッドフォンを工に着けた。
「え、瀬見さん！？」
「工、お前は何も聞くな……」
「さ〜、ここをこうしてっと……あら、きついわね」
「うわ、ちょっと待てって！！」
「朝からやっべえな……」
「いや、さすがにいかがわしいことはしていないだろ」
時間を確認すると、まだ行く時間じゃなかった。
うーん、本当に何してるんだろう。
「はぁい、お待たせ！さ、見なさい！！」
と言っても、俺達には日暮さんはいない。
「うぅ、嫌だ……パーティーなんか嫌いだ……」
「あ、ダメよ！さ、彼らに見せなさい！」
「わぅ！！」
一歩前に出た日暮さんは、いつもの日暮さんじゃなかった。
髪は整っているし、メイクもしてある。
いつものジャージにパーカーではない。
薄い紫色のドレスを着ている。
日暮さんじゃないみたいだ……というか、綺麗。
「ほんとにAさん……？」
「……あぁそうだよ、この格好は好きじゃない」
「今からパーティーなのよ、あぁ、時間がないわ！それじゃあね……行くわよ、ヒグラシちゃん！」
「おい、その名前……」
腕を引っ張っていったそのオネエの人は、風のように去っていった。
残されたおれたちは、ただポカンと突っ立っているだけだ。
「え……どうなっているんだ……？」
「それにヒグラシって……？」
その日、rimeに来てたのは「パーティーがある。今日は遅れて帰ってくる」その文字だけがあって。
俺達がいくら返信しても既読すらつかなかった。
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瑠衣 - 小野ちゃんの性格大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年3月31日 23時) (
レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - いすださん» そんな大変な貴方には若利様が歌っている確か『嗚呼素晴らしきニャン生』をお聞きください( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2018年8月25日 0時) (レス) id: 9aa2f2467a (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - ワカバ＆ちなつさん» 白鳥のオネエからありがとうございます！面白いと言ってくれてうれしいです！更新頑張りますね！ (2018年8月25日 0時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - ふじもんさん» 『いらない』から来てくださっている方ですか！ありがとうございます！！そちらの方も更新頑張ります(遠い目)これからも応援よろしくお願いします！ (2018年8月25日 0時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
ワカバ＆ちなつ - 白鳥のオネェからみてます！面白いです！！更新頑張ってください！！ (2018年8月23日 20時) (レス) id: 542b6450f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いすだ
| 作者ホームページ：シェアハウスのすとーりー
作成日時：2018年8月19日 18時
