検索窓
今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:212,700 hit

前から、となりに。 ページ37

サササーと急いで部屋に戻った僕。

隼人君と獅音君と賢二郎君は、ドリンクを買いに行ってくれて、若と覚君、太一君と工君は好きなICEを買ってくるそうだ。

部屋にあまり出られない僕と、それを見張る形になった英太君が部屋に残った。気まずすぎる。



「『……。』」



何も話す内容もない。



「『…あのさ、』」



うわ、離すタイミングもかぶった!



「わ、悪い。」


『ううん、ごめん……。』



そのまましばらく沈黙が続いた。



「なぁ未来。お前はなんでオネエになろうと思ったんだ?」


『え?それは、若に運命を感じて…。』


「そうじゃない。なんで、自分から変わろうと思ったんだ。」



英太君が真っ直ぐ、僕を見つめてくる。

僕はそれを面白おかしく思い、笑ってしまった。



『ふふ、なんで今さらそれを聞くんだよ。6年もいるのに。』


「べ、別にいいだろ!」



はー、と笑いを押さえて、僕は微笑んだ。



『自分を変えたかった。弱気な今のままじゃ、何も変われない。強くなれないって思った。』


「……。」


『前に走っている君が、うらやましかった。隣にいたかった。』


「!」



僕が前に走っていくんじゃない。隣に、支え合っていきたかったんだ。



「……そうかよ。」



満足した答えを出せたのだろうか。そのまま英太君はそっぽを向いて、爪を整えている。



『……今の、僕が、アタシがいられるのは英太ちゃんのおかげだよ。』


「……。」



それだけは、はっきりといえるから。

めっちゃだっさい!すっごいまっずい!→←お風呂に入りましょ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (152 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
749人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , 白鳥沢 , オネエ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

楓彩(プロフ) - いすださん» そうなんですね!わざわざありがとうございま(*^^*)これからもたくさん読ませていただきます! (2019年1月27日 14時) (レス) id: a117d717e8 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - 楓彩さん» 名前変換は致しません!(一から作り直すことになるので)ぜひデフォルト名の「未来」でもお話を読んでくれるとうれしいです!これからも頑張ります。コメントありがとうございました! (2019年1月27日 14時) (レス) id: a072d483a7 (このIDを非表示/違反報告)
楓彩(プロフ) - あの、名前変換はされないのですか?あと、初めは名前に釣られて読んだのですが、思ってる以上に面白くて大好きです!!これからも頑張ってください! (2019年1月27日 13時) (レス) id: a117d717e8 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - あやかさん» わわわ!本当だ!すぐにご指摘ありがとうございます!修正いたしました〜!! (2017年10月10日 19時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 最終的なチームわけに木兎さんがいません!!! (2017年10月10日 19時) (レス) id: 7f91eabc36 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いすだ | 作者ホームページ:オネエのストーリー  
作成日時:2017年4月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。