前から、となりに。 ページ37
サササーと急いで部屋に戻った僕。
隼人君と獅音君と賢二郎君は、ドリンクを買いに行ってくれて、若と覚君、太一君と工君は好きなICEを買ってくるそうだ。
部屋にあまり出られない僕と、それを見張る形になった英太君が部屋に残った。気まずすぎる。
「『……。』」
何も話す内容もない。
「『…あのさ、』」
うわ、離すタイミングもかぶった!
「わ、悪い。」
『ううん、ごめん……。』
そのまましばらく沈黙が続いた。
「なぁ未来。お前はなんでオネエになろうと思ったんだ?」
『え?それは、若に運命を感じて…。』
「そうじゃない。なんで、自分から変わろうと思ったんだ。」
英太君が真っ直ぐ、僕を見つめてくる。
僕はそれを面白おかしく思い、笑ってしまった。
『ふふ、なんで今さらそれを聞くんだよ。6年もいるのに。』
「べ、別にいいだろ!」
はー、と笑いを押さえて、僕は微笑んだ。
『自分を変えたかった。弱気な今のままじゃ、何も変われない。強くなれないって思った。』
「……。」
『前に走っている君が、うらやましかった。隣にいたかった。』
「!」
僕が前に走っていくんじゃない。隣に、支え合っていきたかったんだ。
「……そうかよ。」
満足した答えを出せたのだろうか。そのまま英太君はそっぽを向いて、爪を整えている。
『……今の、僕が、アタシがいられるのは英太ちゃんのおかげだよ。』
「……。」
それだけは、はっきりといえるから。
めっちゃだっさい!すっごいまっずい!→←お風呂に入りましょ。
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楓彩(プロフ) - いすださん» そうなんですね!わざわざありがとうございま(*^^*)これからもたくさん読ませていただきます! (2019年1月27日 14時) (レス) id: a117d717e8 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - 楓彩さん» 名前変換は致しません!(一から作り直すことになるので)ぜひデフォルト名の「未来」でもお話を読んでくれるとうれしいです!これからも頑張ります。コメントありがとうございました! (2019年1月27日 14時) (レス) id: a072d483a7 (このIDを非表示/違反報告)
楓彩(プロフ) - あの、名前変換はされないのですか?あと、初めは名前に釣られて読んだのですが、思ってる以上に面白くて大好きです!!これからも頑張ってください! (2019年1月27日 13時) (レス) id: a117d717e8 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - あやかさん» わわわ!本当だ!すぐにご指摘ありがとうございます!修正いたしました〜!! (2017年10月10日 19時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 最終的なチームわけに木兎さんがいません!!! (2017年10月10日 19時) (レス) id: 7f91eabc36 (このIDを非表示/違反報告)
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