あいつは隣に。 ページ34
俺は、うらやましかったんだ。
高校に入って変わったAが…。
いや、俺がオネエになりたかったわけじゃねえよ!!
前に走り始めた、Aがうらやましかった。
人一倍練習して、天才でもなく…いや、練習の才能って言うのがあったのかな。
オネエでも、強いしさ…。
これ完全に卑屈だよな。
俺はもう、置いて行かれていた。
自力でレギュラー取って、人望にも恵まれてて…目標があって…。
あぁ、くっそ…俺今くそださいな。
2年の時、白布にレギュラー奪われたとき、あいつに励まされた。
背中を思いっきり叩かれてさ。
『何へこんでんの!賢ちゃんを見返してやりましょ!もっと、セッターであっても、自分の武器であるサーブも!アタシも一緒に頑張るからっ…!』
…って、自分の事じゃないのに、あいつ泣いてた。
「…英太。」
話を終わった時、若利が俺の目の前にたった。
「それは、少し違う。Aは、前を走っていくのではない。いつも、隣を走っている。」
「!」
「だよねだよね〜!練習する時とか、いつも隣。工の時とか、若利君の時とかもいっつも隣だよね。ペースとか全然違うのに。」
「あいつの良さでもあって、あいつの強み。」
「英太、だからさ。泣くなって。」
隼人に言われて気付いた。
あぁ、俺やっぱり、あいつのこと――。
『英太ちゃん!!』
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楓彩(プロフ) - いすださん» そうなんですね!わざわざありがとうございま(*^^*)これからもたくさん読ませていただきます! (2019年1月27日 14時) (レス) id: a117d717e8 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - 楓彩さん» 名前変換は致しません!(一から作り直すことになるので)ぜひデフォルト名の「未来」でもお話を読んでくれるとうれしいです!これからも頑張ります。コメントありがとうございました! (2019年1月27日 14時) (レス) id: a072d483a7 (このIDを非表示/違反報告)
楓彩(プロフ) - あの、名前変換はされないのですか?あと、初めは名前に釣られて読んだのですが、思ってる以上に面白くて大好きです!!これからも頑張ってください! (2019年1月27日 13時) (レス) id: a117d717e8 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - あやかさん» わわわ!本当だ!すぐにご指摘ありがとうございます!修正いたしました〜!! (2017年10月10日 19時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 最終的なチームわけに木兎さんがいません!!! (2017年10月10日 19時) (レス) id: 7f91eabc36 (このIDを非表示/違反報告)
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