えっと…気持ち悪い。 ページ32
瀬見side
あの事なら今でも覚えている。
最後の中3の大会。
もちろん決勝は、北川第一と白鳥沢。
うちは準決勝で北一に負けてしまったが、自分の精一杯を出せて悔いはなかった。
『僕、バレー部に入ってよかったよ。英太君、誘ってくれてありがとう。』
俺にやさしく笑うAは、出会ったころとは違った。
折角最後だから白鳥沢と北一の試合を二人で見ることになり、ギャラリーで見ていた。
白鳥沢にいる若利も凄かったし、俺が勝手にだけどライバルにしている及川と岩泉のコンビはすごかった。
その年もまた、白鳥沢が優勝したわけだが、北一は1セットだけ取っていて白熱していた。
帰ろうとした時に、Aはただ1点を見つめていたんだよ…。
「…A？」
『…素敵…！』
試合で見る時の目の輝きと少し似ていた。
とても輝いていて、こっちがびっくりしたくらい。
試合が終わって帰るときも、Aはぽーっとしてて、何を考えているか分からなかった。
帰りのバスで学校について、軽くミーティング後、俺達は解散となった。
『英太君…。』
「ん？なんだA。」
『…アタシ、オネエになる。』
「…はぁ！？」
『白鳥沢の試合見て思ったの。あんなかっこいい人がいるなんて…ねぇ！？』
「いや、ねぇって言われても！」
『英太ちゃん、応援してね！』
「気持ち悪いぞなんか変なもの食ったのか！？」
キラキラと興奮した目で語るAはまぁ正直言うと…気持ち悪かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 749人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楓彩(プロフ) - いすださん» そうなんですね！わざわざありがとうございま(*^^*)これからもたくさん読ませていただきます！ (2019年1月27日 14時) (
レス) id: a117d717e8 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - 楓彩さん» 名前変換は致しません！(一から作り直すことになるので)ぜひデフォルト名の「未来」でもお話を読んでくれるとうれしいです！これからも頑張ります。コメントありがとうございました！ (2019年1月27日 14時) (レス) id: a072d483a7 (このIDを非表示/違反報告)
楓彩(プロフ) - あの、名前変換はされないのですか？あと、初めは名前に釣られて読んだのですが、思ってる以上に面白くて大好きです！！これからも頑張ってください！ (2019年1月27日 13時) (レス) id: a117d717e8 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - あやかさん» わわわ！本当だ！すぐにご指摘ありがとうございます！修正いたしました〜！！ (2017年10月10日 19時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 最終的なチームわけに木兎さんがいません！！！ (2017年10月10日 19時) (レス) id: 7f91eabc36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
