検索窓
今日:6 hit、昨日:17 hit、合計:605,582 hit

144 ページ49

「と、東京…。」



宮城からほとんど出たことがないから、新鮮だ。

大きなビルとか色んな人とか、空気も全然違う…。



「ププ、Aちゃんなんだか田舎もんだね。」


「田舎もんでもいいよ。だって、来たことないし…。」


「といっても、自由行動はほとんどないしな。すぐにいって、負けたら帰る。」



英太君がそういって、私に緊張がビビッと走る。

そうだ、浮かれてなんかいられない。

シャキッとしなきゃ!

両頬をパチンと叩いて、前に進む。



「いや、そこまでやるか…?」


「単に眠かっただけなんじゃ…?」


(可愛い…。)



前を歩いていると、突然、視界が真っ暗になった。

すぐに一歩引いて、体制を整える。



「女の子…ギリ触れてない。」



なんだろうか、ちょっと怖い…。



「あー!ごめんなさい!こいつちょっと変わってて!潔癖症なんですよ!」



へラッとした感じの男子が前にひょっこり出てくる。



「…若利君。」



マスクくんは、無視して若利君に話しかけた。



「若利君、知り合い…?」


「佐久早は、ユースの合宿で一緒だったやつだ。1年で強力なスパイクを打つ。Aも、月バレで見たことがあると思うが。」



若利君に言われてハッと気づく。

そうだ、マスクしているから分かりにくかったけど…この子、載ってた…!



「A…?もしかして、この子がA…?」



ジロジロとみてくる佐久早君に、私は固まってしまう。



と、東京ってやっぱり怖い…?




To be continued……

続編に行きます。→←143



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (463 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1414人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いすだ(プロフ) - はるさん» 五色君はいらない。5からの登場となっています。ずいぶんと長い小説で申し訳ないです。 (2019年11月14日 1時) (レス) id: cfa7055438 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 楽しく拝見させて頂いています。五色くん入学済みですか? (2019年11月13日 23時) (レス) id: 085fbd1675 (このIDを非表示/違反報告)
Ri.N.(プロフ) - 大好きすぎます…!! (2019年8月6日 15時) (レス) id: 269f2c8d73 (このIDを非表示/違反報告)
さみだれ(プロフ) - 今日本を読んでての区切りを今、日本を読んでてと見てしまったw (2018年2月12日 0時) (レス) id: d56680395c (このIDを非表示/違反報告)
少女 - 牛島さんの魅力が分かりました! 素敵な人だったんですね。 (2017年7月17日 1時) (レス) id: cd5b0b40a3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いすだ | 作者ホームページ:欲はない。  
作成日時:2017年4月10日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。