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「と、東京…。」
宮城からほとんど出たことがないから、新鮮だ。
大きなビルとか色んな人とか、空気も全然違う…。
「ププ、Aちゃんなんだか田舎もんだね。」
「田舎もんでもいいよ。だって、来たことないし…。」
「といっても、自由行動はほとんどないしな。すぐにいって、負けたら帰る。」
英太君がそういって、私に緊張がビビッと走る。
そうだ、浮かれてなんかいられない。
シャキッとしなきゃ!
両頬をパチンと叩いて、前に進む。
「いや、そこまでやるか…?」
「単に眠かっただけなんじゃ…?」
(可愛い…。)
前を歩いていると、突然、視界が真っ暗になった。
すぐに一歩引いて、体制を整える。
「女の子…ギリ触れてない。」
なんだろうか、ちょっと怖い…。
「あー!ごめんなさい!こいつちょっと変わってて!潔癖症なんですよ!」
へラッとした感じの男子が前にひょっこり出てくる。
「…若利君。」
マスクくんは、無視して若利君に話しかけた。
「若利君、知り合い…?」
「佐久早は、ユースの合宿で一緒だったやつだ。1年で強力なスパイクを打つ。Aも、月バレで見たことがあると思うが。」
若利君に言われてハッと気づく。
そうだ、マスクしているから分かりにくかったけど…この子、載ってた…!
「A…?もしかして、この子がA…?」
ジロジロとみてくる佐久早君に、私は固まってしまう。
と、東京ってやっぱり怖い…?
To be continued……
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いすだ(プロフ) - はるさん» 五色君はいらない。5からの登場となっています。ずいぶんと長い小説で申し訳ないです。 (2019年11月14日 1時) (レス) id: cfa7055438 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 楽しく拝見させて頂いています。五色くん入学済みですか? (2019年11月13日 23時) (レス) id: 085fbd1675 (このIDを非表示/違反報告)
Ri.N.(プロフ) - 大好きすぎます…!! (2019年8月6日 15時) (レス) id: 269f2c8d73 (このIDを非表示/違反報告)
さみだれ(プロフ) - 今日本を読んでての区切りを今、日本を読んでてと見てしまったw (2018年2月12日 0時) (レス) id: d56680395c (このIDを非表示/違反報告)
少女 - 牛島さんの魅力が分かりました! 素敵な人だったんですね。 (2017年7月17日 1時) (レス) id: cd5b0b40a3 (このIDを非表示/違反報告)
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