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天童side
あんなに怒った英太君も、あんなにしょげている若利君も見たこと無かった。
「若利君も、部屋に入った方がいいよ。」
「…あぁ。」
部屋に入って、ドアが閉じた音が聞こえた。
「…牛島さんが、あんな風になるのって、見たことないです。」
「俺達も見たことないよ。ったく、Aちゃんは2人になにをしたんだか。」
別に悩んでも仕方がない。
問題なのは、英太君と若利君のせいでチームの士気が変にならないといいけど、多分絶対に駄目だろうな。
「明日で何とかしないと、めんどくさいね…。」
明日は3日。春高まであとちょっと…。
ここで乱れると、とんでもないことになるしね。
「とにかく俺らは、いつも通り頑張ればいい。オッケー?」
「「はい。」」
どうか、めんどくさいことになりませんように。
若利side
「……。」
部屋に入って、そのまま倒れ込む。
何をやっているんだ…俺は。
明日はAがいなくても、頑張らなくては。
焦るな、落ち着け。
時間がないから焦るが、ここは落ち着くんだ。
「A…。」
こんなの、俺じゃないな。
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いすだ(プロフ) - はるさん» 五色君はいらない。5からの登場となっています。ずいぶんと長い小説で申し訳ないです。 (2019年11月14日 1時) (レス) id: cfa7055438 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 楽しく拝見させて頂いています。五色くん入学済みですか? (2019年11月13日 23時) (レス) id: 085fbd1675 (このIDを非表示/違反報告)
Ri.N.(プロフ) - 大好きすぎます…!! (2019年8月6日 15時) (レス) id: 269f2c8d73 (このIDを非表示/違反報告)
さみだれ(プロフ) - 今日本を読んでての区切りを今、日本を読んでてと見てしまったw (2018年2月12日 0時) (レス) id: d56680395c (このIDを非表示/違反報告)
少女 - 牛島さんの魅力が分かりました! 素敵な人だったんですね。 (2017年7月17日 1時) (レス) id: cd5b0b40a3 (このIDを非表示/違反報告)
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