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しばらくやっていると、若利君のお腹がぐぅうぅ…と大きな音を鳴らした。
「今日は、終わりにする?」
手が冷たくなってきた。
外は物凄い寒い。
「…そうするか。」
私もお腹が空いてきた。
すると、私のバックから電話の音が聞こえた。
「若利君ごめん、ちょっとまって。」
「ああ。」
「もしもし?」
『あ、ねぇね?今どこ?』
出てきたのは、私の妹だ。
「公園…だけど。」
『へ?何してんの?』
「…バレー。」
『誰と?』
「…彼氏と。」
そういうと、妹からの声が聞こえなくなった。
「も、もしもし?」
若利君もなんだ?という目で私を見てくる。
『あぁごめんねA。』
「母さん?」
声がいきなり母さんに変わった。
『あの子、私に電話替ってって言って部屋に入っちゃった。変な子よねぇ。』
ケタケタと笑っている母。私も苦笑いだ。
『そうだ!彼氏君と一緒にいるでしょ?』
「うん。」
『家で食べに来れば?』
「…え?」
「?」
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いすだ(プロフ) - はるさん» 五色君はいらない。5からの登場となっています。ずいぶんと長い小説で申し訳ないです。 (2019年11月14日 1時) (レス) id: cfa7055438 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 楽しく拝見させて頂いています。五色くん入学済みですか? (2019年11月13日 23時) (レス) id: 085fbd1675 (このIDを非表示/違反報告)
Ri.N.(プロフ) - 大好きすぎます…!! (2019年8月6日 15時) (レス) id: 269f2c8d73 (このIDを非表示/違反報告)
さみだれ(プロフ) - 今日本を読んでての区切りを今、日本を読んでてと見てしまったw (2018年2月12日 0時) (レス) id: d56680395c (このIDを非表示/違反報告)
少女 - 牛島さんの魅力が分かりました! 素敵な人だったんですね。 (2017年7月17日 1時) (レス) id: cd5b0b40a3 (このIDを非表示/違反報告)
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