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若利side
「ねえねえ若利君、昨日何があったの？」
「おい覚、そういうのは聞くもんじゃないぞ。」
「なんだよー！英太君だって気になっているくせに！」
「それは…間違っていない。」
昨日の夜、俺とAに何があったのかきになるのか。
「…そうだな。色々した。」
「色々！？例えば！？」
「例えば…キスしたり。」
「へー！！どんな感じだったの！？」
どんな感じ。
キスした後のAの顔は、愛おしく、誰にも見せたくない顔だ。
俺だけにしか見せない、Aの顔。
「…内緒だ。」
「えー！！」
そのあと、Aになぜか叩かれた。
Aside
「そういえば、若利そろそろユースの合宿だな。」
「あぁ。」
そんな話が聞こえて、私はピンと来た。
そうだ、ユースの合宿だ。
全国に行く前に、若利君はそれに参加しないといけないんだ。
「…A。」
「一緒にはいけないよ、若利君。」
「…そうか。」
若利君が言いたいことが分かってきたような気がする。
っていうか、無理って分かっているのかな…。
「ほら、電話とかしてあげるから。」
「…あぁ。」
「そのあとにまたすぐ会おう？」
今回の合宿は12月だから、そのあとに正月があってすぐに春高だ。
「その間に、私たちは頑張っておかないとね。」
「ユースに行って帰ってきてちょっとでも強くなっておかないと、若利君変な感じになるかもね。」
それは遠まわしに、ユースの人たちよりも私たちが劣っているからと言いたいのだろう。
でもそれは事実でもあり、皆分かっている。
「？何故だ。俺はここが居場所だ。だから変な感じになることはない。お前たちが変わろうと、俺も一緒に変わればいいだけだ。」
「！…若利君ってば。」
皆が若利君の背中をバン！と叩いていく。
不思議そうな顔をしている若利君は、かっこよかったよ。
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いすだ(プロフ) - はるさん» 五色君はいらない。5からの登場となっています。ずいぶんと長い小説で申し訳ないです。 (2019年11月14日 1時) (
レス) id: cfa7055438 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 楽しく拝見させて頂いています。五色くん入学済みですか？ (2019年11月13日 23時) (レス) id: 085fbd1675 (このIDを非表示/違反報告)
Ri.N.(プロフ) - 大好きすぎます…！！ (2019年8月6日 15時) (レス) id: 269f2c8d73 (このIDを非表示/違反報告)
さみだれ(プロフ) - 今日本を読んでての区切りを今、日本を読んでてと見てしまったw (2018年2月12日 0時) (レス) id: d56680395c (このIDを非表示/違反報告)
少女 - 牛島さんの魅力が分かりました！ 素敵な人だったんですね。 (2017年7月17日 1時) (レス) id: cd5b0b40a3 (このIDを非表示/違反報告)
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