【BL】運命。【牛島若利】 (ページ6)

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「どうしたんだよ牛島。お前の部屋ここじゃねえよ」

　
秋梨と牛島は隣の部屋だ。秋梨が角部屋で牛島がその隣である。

現在は二つとも一人部屋であったが、一度もお互いの部屋に入ったことはない。

「すまない、秋梨……体調がよくないんだ……」

「……おい、ちょっとまて、いつから体調崩した」

顔が赤く、息が上がっている牛島を見て秋梨は一つだけ心当たりがあった。

「……？もらった菓子を食って……」

「……チッ」

舌打ちをした秋梨を見て牛島は不思議な顔をする。そして秋梨は腕を引っ張った。

「そんな状態で廊下歩けねえだろ。俺の部屋入れ」

自分の彼女の後始末をなんで俺がやんなきゃいけねえんだ。と秋梨はイラついた。

「隣の隣だったら、あんま聞こえねえだろ。AV貸してやるから、さっさと抜け」

「……？」

「お前、オナニー知らねえの？」

突然秋梨の持っている端末とティッシュを渡され、顔が火照っている牛島はぼーっと秋梨を見ている。

「いつも溜まったらどうしてんだよ……」

「その時は……ランニングでなんとかしている」

「マジかよ。……つかさっさとしろよな。俺イヤホンしてるから」

「っああ」