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「大丈夫か」
「……」
気絶していたのはおおよそ30分程度だろうか。
その間にウェットシートで綺麗に体を拭き取られ、いつの間にか服を着させられていた。
体液にまみれたベットシーツも新しく取り換えられている。
「……大丈夫に思えるか」
「声がガサガサだな」
「誰のっ……！げほっごほっ！」
「水を飲め」
ペットボトルを無理やり奪い取り、蓋を取ろうとしたとき、それが飲みかけだということに気づく。
はっ、と気づくと、それは牛島が自分に口移しで飲ませた時の水だった。
かあっと顔が熱くなるのを感じたが、自分は動けないし飲み物は今手元にある分しかない。
無理やりペットボトルの縁に口をつけないよう流し込んで水を飲んだ。
「……秋梨」
「げほっ……なんだよ」
「正式に、俺と付き合わないか」
「！……」
「お前は俺のことが好きなんだろう」
「……俺、飽き性だよ」
目をそらしてそういう秋梨に満足げに牛島は微笑む。
「飽きさせないよう、努める」
「責任、取れよ」
秋梨はため息をついて風呂に向かおうと体を動かしたその時、自分の体に異変を感じた。
「！」
自分の股から、牛島の精液が流れてくるのを感じる。
体の外は綺麗にされても、中まではさすがに無理だったようだ。
「くそっ……！」
「俺が風呂場まで連れて行こう」
「やめろ！……言っておくけど、俺はお前の人生をぶち壊したくない。付き合っていることは内緒だいいな」
「あぁ」
「今まで通りの付き合いで行くぞ」
「努める」
「お前なあ」
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作者名：いすだ
| 作者ホームページ：女たらしのすとーりー
作成日時：2023年7月11日 20時
