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秋梨は可愛らしいと言われ自分の頬が熱くなっていくことに気づいたが、いやいや、と首を振る。
「好きだと思う」
「やめろって……」
「本当に好きなんだ。秋梨のことが」
「やめろよ！」
つい大きい声を出してしまい、秋梨は自分の頭を押さえる。
「あ゛ーくそ！……好きだって言ったやつは、皆離れていくんだよ……」
「離れられるのが怖いのか」
「あーそうだよ！」
やけくそになっている秋梨を見て、牛島はフ、と微笑んだ。
「可愛いな」
「やめろ！」
媚薬のせいなのか、それとも牛島に心を許しているからなのか。秋梨はやけに素直だった。
「分かってんだ……この瞬間が、一時的なものだって」
ぼそっと呟いた一言を、牛島は聞き逃さなかった。秋梨の頬に優しくキスを落とす。
「一時的なものなんかじゃない。俺はずっとお前のことを愛している」
「……やめろ」
「普段友達と遊んでいる時や、女と遊んでいる時、そうやって照れ隠しする時、」
「っめろって」
「こうして、セックスをしている時、俺はお前のことが好きだと改めて認識できる」
「……」
「だから俺はお前にあの時助けを求めた。隣の部屋だったからというのも勿論ある。
だが、それを全てひっくるめて俺はお前の『
面と向かって真っすぐ言ってくる牛島の目を、逸らすことはできない。
「『
「なら、俺だけが思っていればいい。……秋梨、好きだ」
「っあ♡急にっ！おっぱじめんな！」
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作者名：いすだ
| 作者ホームページ：女たらしのすとーりー
作成日時：2023年7月11日 20時
