【BL】ねぇ、父さん。【黒 尾 鉄 朗】

43　日 ページ43

「日本代表じゃないですか……！よく知っています！」


「う、うおおおお！！本物！！」



晴翔君と一緒に大興奮してしまう。

日向さんはテレテレとしている。

　

「よく時間取れたね」


「たまたま休みだった！」


「げ、なんで飛雄も一緒なんだよ……！」


「及川さん、岩泉さん、ちっす」


「おー、チビちゃん身長変わんないな」


「！黒尾さんがでかくなっているんです！俺もでかくなりました！」



俺達二人は少し置いてけぼりだ。

大物過ぎて緊張する……！



「他の奴らは明日来るみたいだけど、今日はこのメンバーでバレーするよ」


「バレー！！」


「及川さんの子供も、黒尾さんの子供も、バレーをするんですね！」


「まぁな」


「バレー……もう全然やってない……」



研磨さんはめんどくさそうにしている。

うーん、研磨さんがバレーしている所想像難しい……。






　




　



「で！二人の名前は？」


「及川晴翔です！」


「黒尾Aです……！」



日向さんは俺達と同じくらいの身長なのに、とても飛ぶ。

だけどテレビで見るよりも、大きく感じる。



「影山、お前も挨拶しろよ！」


「っす」


「おい！……あ、ちなみに二人のポジションは？」


「セッターです」


「ミドルブロッカーです」


「二人とも親のポジション継いでんのな……」


「晴翔は、及川さんにサーブ教えてもらってんのか？」


「あ、はい！」



なぜかポジションを教えてから影山さんは晴翔君に付きっきりになってしまった。



「えっと……じゃあ、一応パス回しでもする？」


「あっはい！」



まずは慣れるためにパス回しを日向さんとすることになった。

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