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「あぶねっ！」
バサバサと資料が落ちていく中、私だけは落ちなかった。
「大丈夫か？」
「瀬見、く…。」
いつの間にか保健室に来ていた瀬見君が、受け止めてくれた。
「あーあー、結構落としたな。拾うから。」
「あ、ありがとう。」
2人で一緒に資料を集めて、机の上においといた。
「本当にごめん…瀬見君、なんでここにいるの？」
「あぁ、俺突き指しちゃってさ。テーピング無いから取りに来た。…先生は？」
「今職員会議中。」
「なるほど。」
納得してそのまま救急箱からテープを取ろうとしている瀬見君を、私は止めた。
「あのっ、普通のマネージャーみたいにできないかもしれないけど、やるよ。」
そういうと、瀬見君は笑い、「普通のマネってなんだよ。」と言った。
トスをする時に突き指したらしく、右の人差し指だった。
丁寧に巻いていき、テープを切った。
「ど、どうかな。」
「ん、いい感じだ。ありがとな。」
ニカッと笑う瀬見君。私はその笑顔に救われそうになる。
瀬見君は、そのまま出ていくかと思ったが、出て行かない。
「…なぁ、最近悩みあるのか？」
「…え？」
「いや、元気ないなと思って。1週間も来ていなかっただろ、ギャラリーに。」
「！」
瀬見君はなんとなくわかっていたんだ。
「俺だったら、相談乗るぞ。」
私の腕を掴んで、顔を覗き込んでくる瀬見君。
私は瀬見君の腕を握りかえし、震える声でこういった。
「…助けて。」
それは。愛という欲とは違う。
助けという、欲。
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コンペイトウ(プロフ) - 思った。彼氏いるのに男目当てもクソもなくね？と。更新頑張って下さい (2017年4月11日 16時) (
レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
千波瑠(プロフ) - 受験頑張ってください！！！！ (2017年2月19日 16時) (レス) id: 4cc909f33a (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。公立入試大変かと思います、頑張ってください。 (2017年2月16日 1時) (レス) id: 9db503ccc8 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - とっても素晴らしいです…！！！牛若大好きなんで悶えながらよませていただいております。 (2017年2月9日 23時) (レス) id: 10c159bd6a (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ(プロフ) - 主人公のピンチだ! (2017年2月4日 16時) (レス) id: e6ab67015b (このIDを非表示/違反報告)
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