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第二セットが始まる。

最初のサーブは工君からだ。
 
隼人君が発破をかける。



「しょっぱな決めろよ、工!」


「はい!」



サーブ許可の笛が鳴る。

工君はボールを高く放り、ジャンプサーブを打つ。

うん、いいサーブだ。

だけど烏野の主将にサーブを取られて影山君の方に行く。



その時、ダッと一斉に影山君以外の烏野メンバーが駆け出した。

これ、青葉城西戦の時にもやっていたやつだ。

戸惑いが見られた白鳥沢は、スパイクを打たれてしまう。

……うん、牛島君の対応の仕方が上手い。

よく相手を調べている。私は試合に出ていないはずなのに、なぜかぞくりと鳥肌が立った。

 



 


タイムアウトを取り、一度みんなが戻ってくる。

試合はまだ分からない。だけど覚君はなぜかニマニマと笑っている。



「……覚君」


「ん?」


「そろそろ、いけるよね」


「もち〜そろそろエンジン温めるか!」


「最初から上げて行けよ」


「いやいや、手の内はまだ明かさなかったんだヨ。今!パンドラの箱が開かれるっ!」


「頑張ってね」



そう言うと、若利君が「俺も」という感じでそわそわしていたがタイムアウト終了のホイッスルが鳴りすぐに戻されていった。

試合が進んでいき、日向君に影山君が無茶といえるようなトスを上げる。

だけど日向君が手を振り下ろすその前に現れたのは、現れるはずのないブロック。

烏野コートにはじき落されるボール。

ブロックに飛んだのは、覚君だった。



「ん、ミラクルボォーイ……Sa、To、Ri!」

 

一文字ずつ決めポーズをした後、日向君と影山君を挑発するように見下している。



「若利君を倒したければ俺を倒してからいけ〜……ってな」



調子を上げてきたな、ゲスモンスター。

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さつち - 最近読み始めてほんとに一気に読んでしまいました。続きが上がること願ってます。 (3月4日 19時) (レス) @page34 id: c754d1835b (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃ(プロフ) - 一気に読んじゃいました。めちゃくちゃ好きです。続き待ってます!!! (10月1日 1時) (レス) id: 7447c314b6 (このIDを非表示/違反報告)
タク(プロフ) - 若利可愛い、、、将来のとこまで書いて欲しい‼️ (9月23日 16時) (レス) id: fe72dbe904 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (7月29日 23時) (レス) @page34 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - mooさん» コメントありがとうございます!若利君はここでは夢主に対して大きな子供(もとい赤ちゃんw)として書いていますので、いとおしさを感じていただけて何よりです^^長い作品になりますが、これからも読んでいただければ幸いです。 (7月20日 10時) (レス) id: b562ecc021 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いすだ | 作者ホームページ:欲はない。  
作成日時:2022年1月14日 21時

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