いらない。【牛島若利】

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やはり、クラスが張り出されている前には、沢山の人がいた。



「うわっ、やっぱりすげえな。えーっと、１の１…ねえな。１の２…。」



私も一緒になって探す。

１の１に私の名前はなかった。



「お！俺１の３だわ。お前は…１の４だな。」


「そっか、離れちゃったね。」


「そうだな。あ、俺こっちだから。じゃあな！」


「あ、キーホルダーありがとう！」



お礼を言って、ひと段落する。１の４の中に入ろう。

中に入ると、黒板に名前の書いてある。

席に座り、バックをかけていったん落ち着く。やっと座れた…。

隣の人は…えっと、牛島君？

いかにも、まじめですって顔の男の子がいた。

隣の人とは仲良くしたいタイプだ。



「えっと…牛島君。私、白樺Aっていうの、よろしくね。」


「！…あぁ。」



いきなり話しかけられてビビったのか、肩をビクリと揺らした。

なんだろう、あまり話さない子なのかな。

なら話さない方がいいのかな。と思っていると。



「俺は、牛島若利。よろしく。」



なんだ、挨拶してくれんじゃん。

私は「うん。」といった。

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