一 妻 多 夫 制 ��

63 侑李side ページ24

父「ここだな」




バスから降りて、歩くこと5分

雅弘さんの目の前にある家は、

高級感溢れる家で、いかにもお金持ちの人が

住める家だった

僕の家よりデカいよ…




.




ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ




雅弘さんがインターホンを鳴らした

だけど誰もでてこない

すると、誰かの携帯が鳴った




父「俺の携帯か、……もしもし、お前か！どうしたん……わ、分かった！すぐ行く！」




慌てた様子の雅弘さん

ちょっと嫌な予感がした




父「今すぐ病院に行くぞ！そこになぎさがいる！」




病院？！なぎさがいるの？！

病院ってことは…怪我したのかな…

それともなぎさの母親のせいで精神的に…




不安になりながら、雅弘さんの後に続いて

病院へ向かった




病院に着いてそして雅弘さんが

立ち止まった部屋の向こうから

ｵｷﾞｬｰ という、赤ちゃんのなき声

多分…産まれたばかりの赤ちゃんかも




父「ここになぎさがいる…」




涼「ここに…！！」




侑「ちょ！涼介！！」




涼介はすぐにドアを開けた

するとそこには、沢山の看護師さんと

まだ産まれたばかりの赤ちゃんと

出産中の……綺麗な女性………

ずっと会いたかった人…





なぎさだった…




僕がなぎさだと気づいた頃にはもう

涼介は、なぎさのもとへ駆け付けて

なぎさの手を取り 頑張れ って言ってた




そして今にたどり着く

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