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『あぁぁああぁぁぁあああああああ！！！！』
叫びながら飛び起きる。同時に左腕がひどく痛んだ
体は汗でぐしゃぐしゃで、
はぁ…はぁ…と荒い息を繰り返す自分に嫌気がさした
最近、見てなかったのになあの夢
7年前の…あの日の夢。
ふぅ、と息を整えて周りを見渡すとどうやら病院のようだ。あのまま意識飛んだのか…情けないな
夢の事を忘れようと状況把握に意識を持っていこうとするが、どうしても視界に赤色が入るとあの凄惨な夢を思い出して、暗闇に引きずり込まれそうになる
あぁ、嫌だな…こんなに弱い自分は嫌だ
グッと下唇を噛み締める
バンッ
万「A！！」
突然勢いよく扉が開くと、甚兵衛姿の万次郎が息を切らして私の元に走ってきてくれた
珍しい…万次郎がこんなに息を乱すなんて
万「叫び声がしたから……でも良かった…目、覚めて」
そう言って私の唇をスっとなぞる
離れていった手には血がついていて、血が出てたのかと理解した
あの夢の後に血を見るとまた心が真っ黒になると身構えたが、そんな事はなく心は落ち着いたままだった
なんでだろう？さっきまで赤色を見るだけで心がザワついたのに
何も言わない私の顔を心配そうに「A？」と万次郎が覗き込む
パチッと万次郎と目が会った瞬間
7年間、ずっっっと抱えてたモノが溢れ出して
目の前のあなたにすがってしまいたくて
たすけて、ほしくて
きっとあんな夢を見たせいで精神的に参っていたって事もあるだろうけど、夢だけなら前まで頻繁に見ていたからこんな考えになった理由はもう1つが大きいと思う
それは、万次郎には心の底から甘える事が出来るから
多分酷い顔をしていたんだと思う。
万次郎がしゃがみ私の目をしっかりと見ながら
万「俺がいる。」
そう言った
塞き止めていた水が溢れ出すように涙が流れた
『ま…じろ……まん、じろぉっ』
万次郎の名前を呼びながらわんわん泣く私を万次郎は泣き止むまでずっと優しく抱きしめてくれていた
万「落ち着いた？」
『めんぼくねぇ…』
ズビッと鼻をすすりながらそう言うと万次郎は
万「ごめんね」
と急に謝ってきた
眉尻を下げて悲しそうに笑いながら
なんで？なんで？そんな顔しないでよ
私は今、あなたがいたから泣けたのに
あなたに助けられたのに
万「俺といると、多分またAを傷つけちゃう」
そんな事どうって事ない！と言おうと口を開くけど私が声を発する前に万次郎が「でも、」と続けた
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M - 本当に面白かったです！夜中に笑い転げて親に怒られましたよまったく！！続き楽しみにしてます (2022年7月5日 5時) (
レス) @page49 id: 0bd2a9d625 (このIDを非表示/違反報告)
issa(プロフ) - ゴリラの娘ですさん» ゴリラの娘ですさんコメントありがとうございます！たくさん笑って頂けたみたいで嬉しいです！！( ¨̮ ) (2022年3月24日 23時) (レス) @page47 id: 6ceecd8899 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - どうしてくれるんですか！もう笑いすぎて腹筋〇んで親に不審がられてるじゃないですか！(訳 こんなに面白い作品作れるのすご！) (2021年10月24日 23時) (レス) @page45 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - 遅くにすみません。もう神すぎます！ヤバイです！好きです！更新頑張ってください！ (2021年10月24日 23時) (レス) @page45 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
issa(プロフ) - 虚構くん。さん» 虚構くん。さんコメントありがとうございます！小ネタ好評みたいで良かったです！笑応援ありがとうございます(^^) (2021年9月13日 1時) (レス) id: 3d5a4549de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：issa | 作成日時：2021年6月9日 0時
