ご近所さん / hbr ページ5
「Aさん！こんにちは！」
「渡会さん！いらっしゃいませ〜！」
元気な声でご来店されたのはお隣のカフェで働いている渡会さん。
「今日のおすすめはどれですか？」
「今日はフルーツタルトとモンブランです！」
「じゃあどっちもください｣
「わあ！お買い上げありがとうございます！」
「今は休憩中ですか？」
「そうなんですよ。もう少しで戻らなきゃいけなくて」
もう少しAさんとお話したかったのに。と残念そうに言う彼はちょっと可愛いなんて
「そうだ！Aさん今日店来ます？」
「あー、うーん。どうしようかな」
「来れない....ですか？」
そんな悲しそうな顔しないで断れないでしょ！
「い、行きます！なんとしてでも！」
勢い任せてそう言った瞬間に犬の尻尾が見えたよ私は。無性に撫でたい...
「じゃあ待ってますね！ケーキあざっす！」
支払いを済ませた彼は颯爽とお店に戻っていった。
私自身彼と話すのは楽しいし良いんだけど時間過ぎるのがあっという間なんだよね。
・ ・ ・
仕事を終え約束通りZeffiroへ向かう
「こんばんは〜」
「Aさんいらっしゃい！いつもの所空けといたよ！」
笑顔が眩しい...疲れた身体に染みます
これが癒し
「ありがとうございます！」
このカウンター席の端が1番落ち着くんだよね。店内全体が見えて店員さんともお話しやすくて。
「いつものでいい？」
「はい！それと、ガトーショコラください」
「おっけー。ちょっと待っててな」
今は人が少なめだからこの時が1番好き
「本読みなんて珍しいですね」
「意外と好きなんですよね。渡会さんは、読まなそう」
あ、バレちゃいました？と笑いながら言う彼が淹れる珈琲は格別に美味しい。本読みは苦手そうだけど。関係ないか
「はい。お待たせ」
「今日もいい香りだぁ。いただきます」
「あの」「ん？」
「そんな見られると恥ずかしいっていうか」
「Aさん可愛いからしょうがなくね？」
「な、何言って」
「顔真っ赤。かーわい」
待って渡会くんのそんな顔知らない。なんでそんな愛しそうに
「あんまりそういうこと言っちゃだめだよ」
「Aさんにしか言ってなかったら？」
「そんな訳」「あるかも？」
信じないんだから！この人こんな駆け引きみたいなのできる人だったの？！
「あんまり期待させないで」
「期待していいのになー」
え、待って
・
じゃあ俺少しだけ奥手伝ってくるんで
渡会くん！！？その去り方よくないかも！
また後でー！
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 358人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜂(プロフ) - 刹那(せつな)さん» ド深夜に書き殴ったやつなんですが刺さったなら嬉しい限りです。！ありがとうございます！！ (7月13日 0時) (
レス) id: 9c8896141c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(せつな)(プロフ) - skngのVDのお話で大変助かった者ですありがとうございます😇😇😇😇😇😇😇 (7月11日 7時) (レス) id: 8e3365d396 (このIDを非表示/違反報告)
蜂(プロフ) - realさん» コメントありがとうございます！続き了解しました。すぐに書けるかはわからないですがその時はぜひ読んでやってください！ (2023年5月6日 0時) (レス) id: 9c8896141c (このIDを非表示/違反報告)
real(プロフ) - めっちゃ好きです！！よければなんですが急展開(hbr)の続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます！ (2023年5月5日 22時) (レス) @page20 id: 3d1cb866c0 (このIDを非表示/違反報告)
蜂(プロフ) - 匿名さん» 読んでいただきありがとうございます！ぜひとも意気投合全力握手交わしましょう！！ (2023年5月4日 2時) (レス) @page21 id: 9c8896141c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蜂 | 作成日時：2023年4月23日 7時
