放課後の楽しみ / hbr ページ1
「渡会先輩！今日もお歌絶好調ですね！」
1日が終わり放課後を勝ち取った私が音楽室に迎えば大好きな歌声が聞こえてくる。
「A！お疲れー！」
そんな先輩の人当たりが良さそうな笑顔を見れば疲れが吹き飛ぶってわけで
「先輩ここにいるってことは生徒会から追い出されたんですか？」
「聞いてくれるか？！奏斗が今日はダメだって！会議とかは無いのになんでだろうな！」
俺邪魔なんかしねーのにな。なんてぶつぶつと漏らしながら話す先輩はどこか楽しそうで
「生徒会室にいない時先輩はここに来るので会長に感謝ですけどね」
「そんなに俺に会いたかったのかー？」
「当たり前じゃないですか。先輩のお歌大好きですもん」
私自身準備をしながら当然のように言えば
「....ね、｣
？
「先輩？何か言いました？」
聞き返せば、いやなんでもない。と微妙な反応
先輩が楽しそうに歌うのを聞きながら課題をしていると
「なー、A今日は歌わねえの？」
「わっ！先輩！急に近づくのやめてくださいって何度も言ってるのに！」
声をかけられ頭を上げれば前の席に先輩が座っていて
「...私が普段歌っているのを何故知っている？」
先輩がいる時は歌ってないはずなんだが
そう問えば目を逸らす先輩。
「あー」「なんですか」
｢いつも聞こえててさ窓開けてたりしたらより鮮明に｣
「え」
｢ほら、俺耳いいからさ！拾っちまうんだよ！｣
好きなものだと特に！とか付け足して急に胸張り出したけどこの人。
「はぁー？！ま、待って先輩に聞かれてたってことですか？！」
こんな歌唱力おばけに！？
「上手くいかなくて何度も同じところ練習してたり、気分がいい時はテンション高く歌ってるから聞いてて楽しんだよな」
なんでそんな思い出を語るようにしみじみと...
「と、とにかく！歌いません！先輩のばか！」
｢顔真っ赤じゃん｣
「先輩のせいですからね？！」
もう課題に集中してやるんだから
「なー」「...次はなんですか」
｢なんでいつもここで課題すんの？｣
｢教室は人がいて集中出来ないからです｣
そっかー。先輩はそう聞けばどこか不満げにそう呟いた
｢俺はお前がいるから来てるけどね｣
「...はい？」
まてまてまてなんて言ったこの人
・
先輩も私に会いたかったんですか
さあ？
そこで誤魔化すのはずるですよ！！
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜂(プロフ) - 刹那(せつな)さん» ド深夜に書き殴ったやつなんですが刺さったなら嬉しい限りです。！ありがとうございます！！ (7月13日 0時) (
レス) id: 9c8896141c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(せつな)(プロフ) - skngのVDのお話で大変助かった者ですありがとうございます😇😇😇😇😇😇😇 (7月11日 7時) (レス) id: 8e3365d396 (このIDを非表示/違反報告)
蜂(プロフ) - realさん» コメントありがとうございます！続き了解しました。すぐに書けるかはわからないですがその時はぜひ読んでやってください！ (2023年5月6日 0時) (レス) id: 9c8896141c (このIDを非表示/違反報告)
real(プロフ) - めっちゃ好きです！！よければなんですが急展開(hbr)の続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます！ (2023年5月5日 22時) (レス) @page20 id: 3d1cb866c0 (このIDを非表示/違反報告)
蜂(プロフ) - 匿名さん» 読んでいただきありがとうございます！ぜひとも意気投合全力握手交わしましょう！！ (2023年5月4日 2時) (レス) @page21 id: 9c8896141c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蜂 | 作成日時：2023年4月23日 7時
