妹さん。169 ページ29
‐川渡side‐
彼等を見ると昔の俺を思い出す。
『大好きだよ！』
『いつだって私は味方だから！』
『はぁ？んな訳ないじゃん』
『大嫌い。消えちゃえば？？』
あの日から俺は人間が大嫌い。
特に女は嫌いだ。
潮田「川渡先生！」
川渡「あ、どうしました？渚くん」
潮田「いや、授業中なんで…」
川渡「あ、そうでした。すみません」
俺は授業中ということを忘れていた。
黒板に途中まで書いてある式。
皆は心配そうに俺を見る。
川渡「すみません、緊張しているのかもしれません」
と笑って誤魔化すしか俺には出来ない。
磯貝「いや、大丈夫です」
川渡「すみません、ありがとうございます」
そう言って続きの式を書く。
チョークを持ち、黒板に向かったときに甦る記憶。
『大嫌い』
『お前はいらない』
『誰にも必要とされてないだろ』
『ざまぁみろ』
俺を嘲笑う人間達。
イリーナは俺達の事を知っている。
川渡「ぅあ……！」
ヤバい。
俺が俺じゃなくなる……
磯貝「先生！大丈夫ですか！？」
川渡「だ、大丈夫ですよ……」
大丈夫なんかじゃない。
でもどうせ心配なんかしていないだろ。
人間なんて皆同じなんだよ。
皆……皆。
川渡「人間、なんて」
その時俺の前にいたのはイリーナ達だった。
イリーナ「磯貝。今ショウに近寄らない方がいいわ。危険よ」
磯貝「え、はい」
川渡「ハッ……くっ……」
イリーナ「まったく馬鹿ね。あんたがこんな仕事出来るわけないのに」
川渡「うるさい……！！」
俺がそう言うと同時に俺の体は床に叩き付けられた。
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のの - 速水ちゃんって猫好きじゃなかったっけ？ (2018年3月1日 20時) (
レス) id: 73f8e903c5 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - 紺藍堕天使ラミアさん» ありがとうございます！！ドキドキしててもらえたならよかったです！ご期待に添えれるよう頑張ります！！ (2015年5月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
紺藍堕天使ラミア - 何これカルマ可愛い← 赤面カルマ可愛いぃぃぃ！！！ よしカルマ君、お姉さんと大人なことをしy((⊂＝(^言^⊂) 見ててずっとドキドキしてました！続き期待して待ってます！ (2015年5月13日 23時) (レス) id: 531af3ab55 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - Mai☆さん» なんかありがとうございます！ (2015年5月13日 18時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
Mai☆(プロフ) - 木戸 藍楽さん» いえいえ！なんかこの物語に出ている気分になって嬉しかったです！ (2015年5月13日 18時) (レス) id: 06cb6c721d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年5月8日 23時
