妹さん。106 ページ16
‐赤羽side‐
赤羽「ちょっと俺サボるわ」
潮田「え、ちょ！業くん！」
「業くん？」
赤羽「気にしなくていいよ」
俺はAちゃんの頭を撫でて教室を出る。
なんでこんなショック受けてんのかな。
¨かっこいい¨という言葉に素直に喜べなかった。
だってそれは他の奴も言われてる言葉だから。
俺だけに向けられた言葉じゃないから。
俺はいつものサボり場所に向かって歩く。
すると、
「業くん！」
赤羽「え？Aちゃん？」
「ハァッハァッ。やっと追い付いた……！」
赤羽「ちょ！走って平気なの！？」
「多少は……そろそろキツいですが……」
Aちゃんは走ってまで追いかけてきてくれた。
自分は爆弾を抱えてるくらいのレベルなのに。
「どこ、行くんですか？」
赤羽「絶好のサボりスポット」
「駄目ですよ！授業に出ないと……」
Aちゃんの言動で傷付いてたんだけどな……。
なんて思って苦笑した。
すると、チャイムが鳴って、
赤羽「Aちゃんこそ戻らないとじゃない？」
「……んー。業くんがサボるなら私もサボります！」
赤羽「え！？」
「一度こういうことしてみたいんですよね！」
と無邪気に笑うAちゃん。
さっきまでの悲しさなんてすぐに吹き飛んだ。
どれだけAちゃんが好きなんだろうか。
赤羽「じゃ、ここは俺しか知らない場所だから、誰にも言っちゃ駄目だからね？俺達の秘密」
「二人だけの秘密……！！はい！誰にも言いません！」
赤羽「じゃ、行こうか」
とちょっとした崖があるから俺が先に降りて、Aちゃんを抱き上げる。
最近食べれなかった所為かすごく軽かった。
赤羽「ここだよ」
Aちゃんだから教えれる、そんな場所。
俺のお気に入りの場所。
Aちゃんと二人だけの秘密の場所。
赤羽「俺の大好きな場所は」
色んな意味で。
「わぁ！なんか清々しい場所ですね！」
赤羽「でしょ？だからお気に入りなんだ」
「綺麗」
Aちゃんは目の前に広がる光景を目を輝かせながら見つめていた。
*****
今日久し振りに親に会えまして、テンション上がってました……
こんな時間なのでまた後日改めて更新します！
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美桜 - 磯貝落ちじゃなきゃイヤ！ (2019年2月8日 21時) (
レス) id: d73a6f0aa2 (このIDを非表示/違反報告)
紅麗覇 - あ、すみません。９７に書いてありました；すみませんでした； (2015年5月16日 13時) (レス) id: adcf7e1414 (このIDを非表示/違反報告)
紅麗覇 - ９６話の男子に言えない事って何ですか？すみません。考えても良く分からなかったので… (2015年5月16日 13時) (レス) id: adcf7e1414 (このIDを非表示/違反報告)
いちご姫☆片思い中のＪＣだよ☆(プロフ) - カルマオチがいいです！お願いします。 (2015年5月10日 14時) (レス) id: 22a1c112c6 (このIDを非表示/違反報告)
ainan(プロフ) - カルマオチがいいです。！！ (2015年5月9日 18時) (レス) id: f73dfabf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年5月2日 16時
