【暗殺教室】寺坂くんの双子の妹さん。part2

妹さん。59 ページ14

‐藤崎side［俺］‐




俺が後少しの所で、¨僕¨が邪魔をした。



〔返して！僕の体！！〕
［てめっ…］


この反動で血を吐く。





〔もう君の体じゃない！〕
［邪魔を……！］




そうだ。
あの女が居るからいけねーんだ。
ならあの女を殺せばいい。




〔やめろ！Aに手を出すな！！〕



ちょうどいい。こっちに駆け寄ってくれる。




藤崎「来るな！……僕に近付くな！！」




なっ！

でもまだ体を俺のだ。




俺はAの首を締める。




〔やめろ！Aを……！！〕




僕は必死に抵抗しているけど、関係無い。こいつさえ居なくなれば僕は黙る。




けど、僕は俺を押し退けてAから手を離した。




くそっ！



まだ俺が操ってやる！





‐藤崎side［僕］‐




藤崎「最後に会えてよかった」




まだ僕の中にいる俺が僕を支配しようとしている。


でもまだ少しならこの体制を保てる。






僕は急いで対先生ナイフを手に取る。




藤崎「さようなら、俺」




僕は僕なんだ。
俺じゃない。




藤崎「僕を生かしてくれてありがとう。でも誰かを傷付けてまで僕は生きたいとは思わない！！」



［や、止めろ！止めろー！！］





僕は触手を切り落とす。


この触手の所為で。





藤崎「A……ごめんね」





触手を全て切り落とした。
触手があったから僕は眠らされていた。





藤崎「弱くてもいい。弱ければ弱いなりに戦えば良いのだから」




俺の声はもう聞こえない。


最後にこれで刺せば確実に俺は消滅する。





藤崎「じゃ、さようなら。ありがとう、俺」






僕は対先生ナイフを刺した。

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