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TH




「イリ…」

(ぎゅっ!)

「わっ! テヒョニヒョン!どうしたんですか?」
「噛みたい」
「んんっ、だめです、わわっ…」

なんだこの可愛い生物は。

ご飯食べてる最中もずっとイリと話したくて、イリに優しく甘やかされたくて、早くご飯が終わるのを待っていた。

俺のイリ。

優しくて可愛くて、早く全部俺のものにしたいな。
ジミニはみんなのものだって言うけれど、みんなに分け与えてあげるほど俺は余裕が無い。
ジョングクが起きていない今がチャンスだとばかりに、イリに覆いかぶさった。

「イリ、…だめ?」
「そんな顔で言われても…。噛まれると痛いんです…」
「俺の跡を付けたい」

昨日はジニヒョンがイリをとったし、アーミーはいつもイリのファンサをもらっている。
俺にも分けてもらっていいはずだ。

(ぺろっ)

「!ひゃん、…ヒョンだめっ、」
「んん、イリ美味しい」
「食べものじゃないよ、僕…」
「イリが欲しい」

イリが俺にはいつも足りない。
みんなの為に笑って頑張って優しくて、努力家で、可愛くて、ちっちゃくて俺がまもってあげなきゃいけない。イリはそんな存在なんだ。

「ちゅー、しよ。そしたら許してあげる」

でもイリは簡単に手に入らない。
だから俺は交換条件を出すんだ。

ジョングクなんか怖くない。

それよりも、イリが欲しい。

「ちゅーだけだよ。なんにもしない」
「…本当に?」
「イリ、早く、ジョングクが起きる」

覚悟を決めたようにイリが目を瞑る。

俺はそっとイリの唇を塞いだ。


「ん、…んん」
(ちゅっ)
「イリ……大好きだよ」
(ちゅっ、ちゅっ)
「はぁっ、んむ…1回だけって…」
「そんなこと俺言った?」

イリにはたくさん意地悪をしたくなってしまう。なんでなんだろうな。

「イリ、イリ…♡」
(ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ)
「ひょん、だめ、っ」
「だめになっちゃえ」
「んんっ、ひょん、ひょん、らめ、」

腰砕けになってしまったイリを抱きしめる。
イリが足りない。もっともっと欲しい。



「Aに何してるんですか」



見つかってしまった。



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みといそ(プロフ) - キーボードさん» そう言って貰えてよかったです!書いて欲しいジャンルや作品があったらぜひ教えてくださいね。応援よろしくお願いします。 (2022年12月20日 13時) (レス) @page23 id: 5f5abc86a8 (このIDを非表示/違反報告)
キーボード - さいっっっっこうの作品でした!!本当に防弾少年団の歌までネタとして入れるなんて最高すぎて泣けそうでした...ハート一回しか押せないなんてつらすぎます...これからも頑張ってください!応援します! (2022年12月18日 8時) (レス) @page23 id: d8014ebbb9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みといそ | 作成日時:2022年10月25日 20時

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