【男主】糖度120%【BTS】

Run BTS ページ21

▽No




走れ(Run)。
伝えたいことを胸に、叶えたいことを其の腕に。
走れ、8人で共に。





＊





とあるコンサートの終了の時。
メンバーに伝えたいことがある、とのことで、とある手紙を取りだしたイルミ。

くしゃくしゃなその手紙は誰も見た事がなかった。

イルミがこっそり一人で書き上げた、秘密の手紙。

本当は自己満足のつもりだった。
だけど、コンサートが終わって、寂しくなって、メンバーに面と向かって渡すことにした、とっておきの手紙。

過去の自分から今のメンバー達へ精一杯の愛を。




親愛なるメンバーへ

君たちと出会って僕の運命が大きく変わりました。

誰も愛せなかった僕が、愛することをやっと覚えることが出来ました。

ずっと独りでいた僕にみんなは笑いかけてくれた…。


ここで、イルミが泣き崩れる。
思わず抱きとめるジョングク、ナムジュン。
無表情なテヒョンの顔に不安の二文字が出る。
ジミンは唇を噛みしめる。
ホソクはジンにアイコンタクトを送る。それにジンは、知っている、と目だけで返した。
シュガはそれを腕を組みながら見つめる。



いっぱいいっぱい笑おう。

いっぱいいっぱい泣こう。

僕に時間が許される限り、貴方達をずっと愛していたい。

生まれ変わっても必ずみんなを見つけ出すよ

愛してます。大好きなメンバー達。




そして振り返って微笑んだイルミが、愛おしくて、堪らなくて、これからも愛すと気持ちを込めて、八人はarmyの前だということを忘れて、思いっきりキスをした。





。

ペンブログ：防弾少年団は永遠！→←DNA

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す