DNA ページ20
▽JK
君がいないと俺が成り立たない。
たった今、君と同じ
*
「グク、」
君が呼ぶ声と同時に振り返る。
俺たちは双子のようなものだ。
同い年として、Aが不安な時はいつもそばにいてきた。代わりに俺が不安な時、辛い時もAがそばにいてくれた。
(ぎゅっ)
返事をする代わりに抱きしめた。
ドクンドクン、とAの心臓の音が聞こえる。
Aは小さいから、Aの息づかいを直に感じる。
「グク、そばにいてね」
「もちろん。」
約束の代わりに手を繋ぐ。
Aが何をしようとしているのかわからない。だけど、これだけは言える。
Aはずっと俺が守る。
「…大丈夫になった。補給完了!」
「なにかして欲しいことない?大丈夫?」
「平気!armyにも心配かけたかな?」
「俺がカバーする。」
「さすが黄金マンネ。えへへっ、少し頼ってもいいかな?」
「頼って。俺じゃ頼りない?」
「ううん!全然!!」
こうやって二人で支え合ってきた。
練習生生活は伊達じゃない。
Aの足りないところを俺が埋める。
代わりに俺の心の足りないところをAが満たす。
誰よりも固い同い年の関係。
「行こう、グク。armyが呼んでる」
言葉もなく頷いた。
誰よりも大きな歓声の元へ僕らは行くんだ。
今勇気を持って歩み始めた。
。
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みといそ(プロフ) - キーボードさん» そう言って貰えてよかったです!書いて欲しいジャンルや作品があったらぜひ教えてくださいね。応援よろしくお願いします。 (2022年12月20日 13時) (レス) @page23 id: 5f5abc86a8 (このIDを非表示/違反報告)
キーボード - さいっっっっこうの作品でした!!本当に防弾少年団の歌までネタとして入れるなんて最高すぎて泣けそうでした...ハート一回しか押せないなんてつらすぎます...これからも頑張ってください!応援します! (2022年12月18日 8時) (レス) @page23 id: d8014ebbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みといそ | 作成日時:2022年10月25日 20時