昼 ページ11
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NJ
朝ごはんを食べ終わったら仕事が始まる。
今日は新アルバムのティーザー写真を撮らなくてはならない。
車に乗り込み、いざ向かおうとすると、防弾少年団恒例のいざこざが発生しだした。
「イリ！俺の隣！」
「テヒョンア？！ 何してんの、今日は僕の横でしょ？！」
「違います。俺の隣です。ね、イリ？」
「えっと、いっぱい言われても僕は一人しかいないよ…」
毎回恒例イリの隣戦争だ。
イリもこれには困っているようで、ヒョンラインに止めてくれ、と目配せを送るが、…
「弟たちが喧嘩するから僕の隣にしようね、イリ♡」
「イリ！俺の隣に来なよ！」
「…空いてるぞ」
ヒョンラインもヒョンラインで戦争が起きている。
俺はというと、困っているイリが放っておけなくてまだ座っていない。…という名目で隣にいたりする。
「えっと、昨日の行きがジミニヒョンで、帰りかテヒョニヒョンだったから違う人にしようかな？」
「じゃあ俺だね、イリ。ヒョンたちが来る前に早く！」
「グクは一昨日ずーっと一緒だったよね？」
「うぐ……」
ジョングクのゴリ押しも意味をなさない。
イリはちょこんとある人の席の隣に座った。
「え、俺？」
間抜けな声が出てしまった。
リーダーとして情けない。
「ヒョンと、本のお話する約束してたので」
ふふ、見ろ、イリが選んだのは俺だったぞ。
ふふんとみんなを見ると、特にマンネラインからの視線がとても痛かった。
血走った目で見るな！怖いから！
だが、イリが選んでくれたということがとても嬉しい。
離さないように腰をがっちりホールドして、俺に持たれさせる。
「…ヒョン、あったかい」
「今日は冷えるらしいからな。毛布もいるか？ おい、イリの飲みもの取ってくれないか！ さて、イリ、たくさん話をしような」
ふわふわの毛布(もちろん二人でひとつ)に、イリの大好きないちごの紅茶を添えて、車は仕事現場へと進んで行った。
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みといそ(プロフ) - キーボードさん» そう言って貰えてよかったです！書いて欲しいジャンルや作品があったらぜひ教えてくださいね。応援よろしくお願いします。 (2022年12月20日 13時) (
レス) @page23 id: 5f5abc86a8 (このIDを非表示/違反報告)
キーボード - さいっっっっこうの作品でした!!本当に防弾少年団の歌までネタとして入れるなんて最高すぎて泣けそうでした...ハート一回しか押せないなんてつらすぎます...これからも頑張ってください！応援します！ (2022年12月18日 8時) (レス) @page23 id: d8014ebbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みといそ | 作成日時：2022年10月25日 20時
