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企画も終盤に差し掛かり残り10人くらいになった。
あとちょっとなのになかなか人が集まらない。
渋谷なだけあっていろんな人がいる。
男も女もそうじゃない人も。
パリピの女の子は大丈夫なんだけど、
卍男子が苦手なんだよなぁ…怖いじゃん
そんな事をひとり思いながら参加してくれる人を待っていたらともやんが軽く肩にぶつかってきた
『なーあーに』
｢べつにー｣
なんだ…？ただぶつかっただけなのか？
と思ったけど、暫くするとまたぶつかってきた
『だからなによ』
｢…人集まらねえなぁ｣
『そうだね、寒いし、早く帰りたい』
｢お前いろんな男にキスされてんもんな。苦痛だろ｣
あっ、珍しく私のこと気にかけてくれてんのかな。
偶にちょっと良い奴中村。
｢なぁ｣
そう言うとぐいっと私との距離をつめてきた
『ちょっ…近いって』
離れようと肩を押したけどその手を掴まれて顔を覗き込んできた。
｢俺とキスして終わらしとく？｣
あまりにも軽々と言うもんだから最初はどうゆう事か分からなかったけど徐々に顔が熱くなってきてるのがわかる。
『な、に言ってんの？』
｢いいじゃん、終わらせようよ。はやく帰りたいんでしょ？｣
｢ほら｣と顔が近づいてきて固まっていた時、
千｢あ"ーー！！！ともやんがー！！！貴方ちゃん襲ってるー！！｣
千葉ちゃんのおっきい声でともやんの動きが止まった。…助かったぁ、千葉ちゃん
小｢おい！なにしてんのまじで！｣
中｢違うって、貴方が襲ってきたの｣
『襲ってないわ！！！』
怖かったーってぶつぶつ言ってるともやん。
ベタだけど言うね。こっちのセリフだわ！！！
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作者名：柚 | 作成日時：2017年12月23日 0時
