Ren.M の場合 (ページ17)

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【017】ページ17

～your side～

『ねむ、、、』

想像以上に疲労が溜まっていたのか、
昨日は早く寝たのにいつもより体が重い

まぁ丸三日よく遊んだもんなぁ、、、

電車を降り、欠伸をしながら
会社までの道のりを歩いていると、

？「おーおー、でっかい欠伸やなぁ(笑)」

『えっ』

聞き覚えのある声がしたので横を向くと

いつから隣を歩いていたのか、
前の会社で良くしてもらっていた藤井さんが
こっちを見て笑っていた

『わっ、藤井さん！？
え、全然気付かなかった！(笑)』

藤「いやほんまに今追いついたとこやねん(笑)

なんか見覚えのある後ろ姿やな～思て
早歩きして顔見てみたら予想的中(笑)」

『うわ～びっくり！！お久しぶりです！！！
すごい偶然！(笑)』

藤「やんなぁ～元気してた？」

『元気ですよ！
藤井さんもお元気そうで！』

藤「お～よかったよかった。俺も元気やで～
最近この辺の担当になったから、
今度康二も誘って飯でも行こや」

『あ、そうだったんですね～！
ぜひ行きましょう！』

藤「じゃあまた連絡するわ～
仕事頑張ってな」

『はい、ありがとうございます！』

そう言うと手をヒラヒラさせ、
颯爽と去っていった藤井さん

相変わらずイケメンで
笑顔がキラッキラだったな～
なんというか、後光が差して見えた(笑)

私も仕事頑張ろ！

よし！と気合いを入れ再び歩きだすと、

目「はよ」

『あ、めぐおはよ』

今度は向かいから目黒が歩いてきた

目黒もやっぱり疲れが残ってるのかな？
心なしかちょっと元気がないように見える

目「なぁさっきのイケメン誰？」

『へ？あぁ藤井さんのこと？
前の会社の先輩だよ』

目「ふ～～ん
なんか仲良さげだったじゃん」

『あ、見てたの？

うちらくらいの歳の妹さんがいるから
元々面倒見良い人だと思うんだけど、
すごく良くしてもらってたんだよね』

目「へぇ～～～」

『そういえば康二とも仲良いんだよ！
大学一緒だったんだって。
世間狭いよね～～』

目「そーなんだ」

『、、、めぐ眠いの？』

目「え、なんで」

『ん～、なんかテンション低いから？』

目「あ～いや、なんかごめん、行こ」

『あ、うん』

はぁ、と小さくため息をついている目黒を横目に
そそくさと会社のゲートを通る

なんかあったのかな？