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湊 side
なおってなかった
治ってなかったんだ
あの時から
ずっと
脳裏をよぎる
離すな、離しちゃだめだ
そう何度も思い 願うのだが
俺の意思とは関係無く手の中から矢は消えた
湊「俺はもう弓引きじゃない」
自分で言った言葉がまた俺を締め付ける
かつての友に言われた言葉……
[[何で？ 離さなきゃ良いんじゃないの？]]
[[あてようと思うからそうなるんだろう？]]
[[鳴宮はもう弓引きとしては終わりだなぁ]]
[[あんなに調子良かったのに]]
[[[可哀想だ]]]
ごめん
ごめん
責められても、哀れに思われても
自分ではどうしようもできない
誰も何も言わなくなった
見限られたとわかったんだ
むちゃくちゃに自転車で走った
湊「はぁっ はぁっ」
弦音が 弦音が聞こえた
神社の石階段を上ると
夜多の森弓道場と書かれていた
建物の右脇へと進む
どうか、消えないでくれ
俺が行くまで消えないで
竹柵で仕切られた先をのぞくと、月明かりに照らされた広い射場が見えた
若い男がいる
次の瞬間俺が聞いた弦音が鳴り響いた
大地から芽を出すと一夜にして天に向かう竹のごとく、
伸びやかで冴えた響き
でもこの弦音を鳴らしたのはその男ではない
男の後ろに隠れて見えなかったが自分と同じくらいの年をした少女がならしたのだった
少女の発した矢は吸い込まれるように的の真ん中にあたり、心地良い音を出す
なんて
なんて美しい 弦音
？「ピュイッ！！」
湊「うわっ！」
湊「わわっ いてっ！」
尻餅をついた
湊「…ふくろう？……」
俺を驚かせた梟は、俺の後ろを見ると嬉しそうに鳴いて飛んでいった
つられて見るとそこには
『君は……だれ…？』
さっきの梟を肩に乗せた
あの少女が立っていた
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友 - カントリーマダムさん» 失礼しました！ 私ぜんぜんダメですね…指摘ありがとうございます！ (2018年12月10日 11時) (
レス) id: fbdfd6ec63 (このIDを非表示/違反報告)
カントリーマダム - 弓道は三歳からは始められませんよ。ちなみに、「あたる」と言う表現は弓道用語で「中る」と書きます。 (2018年12月9日 13時) (レス) id: c59529547f (このIDを非表示/違反報告)
まる - ルールを理解せず作られた違反作品が増え、占ツクが無法地帯だと言われる要因の一つにもなっています。皆が楽しく活動できる占ツクになるようご協力下さい (2018年11月30日 19時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。最初に編集画面の注意事項をちゃんと読まれましたか？そこら辺をよく読み、ルールを理解の上作品を作るようにして下さい (2018年11月30日 19時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：友 | 作成日時：2018年11月30日 19時
