インフルエンザ(智)７ ページ20
雅紀サイド
和を見送った後そっとさとにぃの部屋に行くとまだ寝ていた。
すこしうなっていてまだまだ熱は高そうだ。
冷蔵庫からひえぴたを持ってきて額に貼ってあげた。
智「ん・・・ケホッ」
雅「ごめんごめん・・・おやすみ。」
もう一度寝かせようとしたけど起きちゃったみたい。
智「まさぁ？」
雅「そーだよ。ただいま。熱まだ高いね・・・」
智「う・・・ん・・・かずは？」
あたりを見回して和を探すさとにぃ。そうか知らないのか。
雅「和はお仕事いったよ。代わりに俺が看病してやるからな。」
そういえば和起きたら解熱剤飲ませろっていってたな。
机の上に解熱鎮痛剤が置いてあった。きっと用意してくれてたのだろう。
雅「どっかいたいとこない？」
智「ぜんぶ・・・いったい」
雅「全部？」
智「ゲホゲホッ・・・っ頭と体・・・だるい・・・ゲホッ」
インフルエンザだから仕方ないんだけど・・・
だるいのは治らないけど痛みは和らぐはずだ。
雅「解熱剤のもう。経口でいいかな。」
智「くすりぃ？」
雅「うん。痛いのよくなるよ。苦くないやつだから。」
智「じゃあのむ。」
意外と素直にのんでくれた。基準は「苦いか苦くないか」らしい。和からタミフル手こずったってきいたから心がまえてたのに。
薬ついでに脱水が心配だったからたくさん水分も取らせた。
智「だるいよ・・・あたまいたい・・・ゲホッ・・・まさ・・・」
雅「そんなすぐには効かないよ。あのさ、ちょっと胸の音聞かせて。」
布団の中に手をつっこみ聴診器をあてる。
雅「すってー・・・はいて・・・・すって・・・・」
なーんかぜーぜーいってるな。
気管支炎起こしかけてるのかもしれない。
この咳止めてあげたいな。でも薬は使いたくない。タミフルとの併用は怖いから。
雅「ホクナリンテープはろうか。少しはましだよ。」
しばらくして咳も落ち着いてきた。解熱剤もきいてきて眠くなったのかいつのまにかまぶたが閉じられていた。
数時間後には汗をだらだらかいていた。なんどもタオルで拭いていたけど滝のようにながれてくる。熱が下がってる証拠だ。
翌日には37度後半まで下がりその2日後には平熱に戻っていた。
潜伏期間があるから平熱になってもしばらくおやすみ。
仕事いきたいーって言ってたけど家の中でテレビをみたり趣味の釣り道具整理したり。
なんだかんだ楽しんでるみたい。
いつも頑張ってるさとにぃ。いい休日になったじゃないかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 499人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kammostsluvamos(プロフ) - 面白くて5人が可愛くて一気に読みました！続き楽しみにしています！ (2021年2月20日 10時) (
レス) id: e05623e0c3 (このIDを非表示/違反報告)
美夏(プロフ) - 面白くて一気に読んでいます。これからも期待しています。１つ気になったのですが、風邪（和）2の冒頭、「ニノ」となっていますが、「和」じゃないでしょうか？ (2016年2月4日 7時) (レス) id: 58fd0bd2b1 (このIDを非表示/違反報告)
和奈(プロフ) - 頑張ってください!!! (2014年4月17日 18時) (レス) id: 101ee8b0f9 (このIDを非表示/違反報告)
ルシア(プロフ) - ついに復活ですか〜 嬉しいです！ (2014年3月26日 23時) (レス) id: 4e1f2d9bfc (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - かずほさん» ありがとうございます(*^^*) (2013年12月6日 6時) (レス) id: 9ef67c3f29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かずほ
| 作成日時：2013年7月26日 22時
