紅の純情。

純情16% ページ18

和也side









廊下でたまたま見つけた転校生ちゃん。





唇を怪我してたみたいだから、



治療のついでに少しお喋りすることに。







唇に消毒のコットンをあてる。






｢ちょっと、染みるかもねぇ〜。｣






イタっ。





って、唇を噛み締める転校生ちゃん。








翔ちゃんが




優雅にコーヒーを飲みながら怪我の理由をきいたら、





Princeと喧嘩をした後、それも全員倒したって...。






この子、何者！？







翔ちゃん何て、コーヒー吹き出してるし←






でも、この子がしてるネックレスって...






どこかで、見たことがあるんだよな〜。









｢ねぇ、A。
そのネックレスさ、もしかして誰かから貰った？｣







翔ちゃんも、感ずいてたのか真剣な顔つきになってAを見ている。









貴｢このネックレスは、私の大切な人から貰ったんです。
この学校の生徒会長だった人に。｣









生徒会長...。






この学校で、生徒会長は同時にトップであることも意味する。









翔｢一個前の生徒会長って...。
山田涼介だよな...。｣









貴｢涼介のこと知ってるんですか！？｣








今まで、ポーカーフェイスだったAが、
驚いた様子で立ち上がる。

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