苺の王子から「楽曲提供者になってほしい」と頼まれた件。【stxxx】

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ピンポーン…と、インターホンが鳴る。



『ほ、本当に来た…』

り「え、嘘だと思ってたの？」

『いやそういうわけじゃ…』



嘘だとは思ってないけど、本当に来たとなると驚きだ。



莉犬さんは席を立ち、玄関へと向かう。



り「おぉ、ころちゃん、るぅとくん来てくれてさんきゅ〜！」

る「手ぶらで来ちゃったけど…大丈夫？」

こ「てかAちゃんもいるってマジ？」

り「マジマジ！」



玄関の方から三人の会話が聞こえてきて、自然と背筋が伸びる。

…どうしてこうなったんだ。



莉犬さんはゲームパーティだなんて言ってたけど、私ゲームしないからなぁ…。

なんて考えていると、リビングに三人が来た。



り「Aちゃんおまたせ〜！」

こ「わっ、ホントにいる。

Aちゃんやっほ〜」

る「Aちゃんこんばんは」

『こ、こんばんは…』



そして、るぅとさんところんさんが荷物をおろし、莉犬さんは何やらゲームを用意しているようだった。



こ「ゲームやるってライン来たけど、なにやんの〜？」

る「Aちゃん、好きなゲームとかある？」

『あ、私、基本ゲームしないので…。』

こ「マリカとかは？」

『マリオカートのことですか？名前だけなら…』

り「マリカあるよ〜。やる？」

『あ、はい、じゃあ…』



…こうして私は、人生初”マリカ„をすることになった

んだけど。



る「ちょ、まっ…。Aちゃん早っ」

こ「待って待って待って！！あああああああっ！！！」

り「やば、Aちゃん強〜！」

こ「え、マジで初めてなの？？？え？？？」

『は、初めてですけど…。って、あ、アイテムボックス。

う〜ん、一位だとあんまいいの当たらないんですね…』



初めてやったけど、結構うまくできた。

…意外に楽しいな、これ。



『あ、ゴール』

る「ま、負けましたっ…！」

こ「ああああっ！！Aちゃん強いいいいっ！」

り「え？これ、俺がビリ？」



悔しそうに「もう一回！」「次は勝つぅ…」と言っている三人が可笑しくて、一緒にゲームをするのが楽しくて、暗い気持ちなんて忘れてしまった。

私は三人とのゲームパーティを楽しんだ。



…外が暗くなっているのも忘れて。



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殿堂入りありがとうございます…！

これからも頑張るので、よろしくお願いします！

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