血に浸かる一族 ページ9
しばらく俺は四人に睨まれてたが、めげずに見つめ返してた
すると
小狐丸「あぁー、やめじゃやめじゃ！」
小狐丸さんが音をあげた
今剣「こぎ！なさけないですよ！」
小狐丸「うるさいわ！..なんじゃこいつ、我等に睨まれてもめげんぞ。こっちが折れるしかなかろうが」
ギャーギャー騒ぎ始めた二人を見てたら
ため息が聞こえ、言われた
石切丸「まいったな...ここまで粘られるとは」
見れば石切丸さんが苦笑してた
『..逃げたら、何も聞けないでしょう。教師舐めないで下さいよ』
笑って言えば微笑む
しかしふと笑顔を消して俺に問うてきた
石切丸「うちの事情を知るなら、それなりの見返りはあるんだろう？」
『見返り？』
岩融「まさかただだと思うたか？」
ん？ちょっと何やら不穏な空気..
そんな俺の予想が当たってか
小狐丸「命の一つ置いていけ」
拳銃が俺に向けられた
あぁ、怖い...ヤクザって怖い！
石切丸「度胸だけは認めるよ。だけど私達とて優しくない..これでも裏社会を取り仕切る立場だからね....そう易々と情報は与えられないな」
『宗近君の為なんですよ！』
石切丸「宗近が私達の事を知りたいと言ったのかい」
『えっ...いや』
石切丸「ならば言う必要はない。あの子が聞かないならばね」
冷たい光を瞳に宿し俺を見据える石切丸さん
あぁ...これが、裏社会の人間の目か
『なら一つ聞かせて下さい。それだけ聞けば帰ります』
一期達も待ってる。
そう言うと、石切丸さんは頷き、視線で小狐丸さんに合図をした。小狐丸さんはしぶしぶ銃口を俺から離す
石切丸「一つだけだ。それ以上聞けば、命はない」
『えぇ』
石切丸「それで、聞きたい事は？」
『宗近君の御両親の死因は射殺。殺ったのは..貴方々ですよね』
瞬間、空気が凍った
本当に...やばい空気になったんだ
俺の後ろに立つ小狐丸さんと岩融さんは
両側から俺のこめかみに銃口を突きつけ
目の前の黒いソファに腰掛ける石切丸さんは
物凄く鋭い目付きで俺を睨んできた
今剣さんも、俺の喉元にナイフを突きつけてる
岩融「貴様...何処の手の者だ」
小狐丸「すぐに吐け。楽に死なせてやる」
今剣「よのなかには、きいていいこととわるいことがあるんですよ。せんせい？」
石切丸「貴様は我々の領域に踏み込みすぎた..しかしおかしいな。そんな情報、洩れた報告はなかったのに.....キミ、何者だい」
『..見たんだそうです』
ひと月前、宗近が俺に言ってくれた言葉
三日月《俺..兄上達が殺したの、みたんだ》
『貴方達が殺した所を、あの子がね』
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ルイ(プロフ) - え、えぇ、は、え？ (2019年7月10日 3時) (
レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
宍添 - この話とってもおもしろいです！続き待ってます。 (2019年3月10日 15時) (レス) id: 75944ab9a2 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» いえ、こちらこそ、おくれてもうしわけありません！！ だいじょうぶですよ！ ありがとうございます！！がんばります！ (2018年2月14日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» おぉ！それは、すみません！！いえいえ、ごじは、気にしないでください！こうしんがんばります！ありがとうございます！ (2018年2月11日 22時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» ありがとうございます！面白く出来ていたら、良かったです！ 更新頑張ります！楽しみにしていて下さい (2018年2月11日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年2月5日 19時
