後遺症 ページ30
side江雪
救急車で先生が運ばれた事を知り、学校を早退し一期と共に病院へと駆けつけた
その時には鶯丸も国永も宗近もいたが
国永と宗近は、何処か上の空だった
手術は成功したらしいが
私達五人に、衝撃的な事実が伝えられる
一期「......失明？」
医師「後遺症が残りまして...いえ、後遺症というか、頭部を殴られた時に恐らく」
病室で聞かされた事実に
膝から崩れ落ちたのは、国永だった
鶴丸「...なん、で？」
────────────────
side鶴丸
先生は手術が終わって、2日後に目覚めた
俺達は毎日見舞いに通っていた
「よ、先生」
『...国永か？』
「あぁ」
先生は目元に包帯を巻かれていて、声だけで
俺達の居場所を判断していた
ベッドに歩み寄って、備え付けの椅子に座る
エナメルバッグを置くと先生が首を傾げた
『今日は部活だったのか？』
「あぁ...まぁな。大会近いし」
俺はバスケ部に入っている
剣道って選択もあったけど、どうせなら別の事
をやりたかったからな
『そっか...お前もレギュラーだったな』
「エースだぜ」
『ハハッ、そうだった』
先生は何時もと変わらない笑顔を俺に向けた
瞳には光すら入らないのに...
先生の失明が、本人に言われた時
先生は何も驚かなかった
ただ、
《そうか...もう見えないのか。残念だなぁ.....もっと、お前らの成長を見たかったのに》
そう、寂しそうに言っていた
あの日以来、髭切と膝丸からは連絡はない
ただ街でチラッとは見かけるけど、あっちは
俺に見向きもしないから...別にいい
それに比べ、宗近は変わった
しょっちゅう実家に帰っては、夜遅く帰ってくる
何をしてるのか聞いても、何でもないの一点張り
『一期と江雪は..しっかり家事やってくれてるみたいだな』
「あ...あぁ」
先生に声をかけられ、慌てて答える
『鶯丸は、大会で入賞したんだって？スゲェなアイツ。昔は泣き虫だったのに』
「アイツも来年にはキャプテンだからな..」
鶯丸は弓道をやっていた
うちの学校は大学付属の中学だ
『宗近は？空手どんな？』
「宗近は..練習には出てるらしいけど、相手になる奴等が居なくてサボってるみたいだ」
『アイツ...後でシバく』
まぁ、実家で練習してんだろうけど...
それを隠す理由が分からないから何とも言えないが
「先生、今日は天気最高なんだぜ」
『へぇ..青空か？』
「あぁ、雲一つない、青空だよ」
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ルイ(プロフ) - え、えぇ、は、え？ (2019年7月10日 3時) (
レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
宍添 - この話とってもおもしろいです！続き待ってます。 (2019年3月10日 15時) (レス) id: 75944ab9a2 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» いえ、こちらこそ、おくれてもうしわけありません！！ だいじょうぶですよ！ ありがとうございます！！がんばります！ (2018年2月14日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» おぉ！それは、すみません！！いえいえ、ごじは、気にしないでください！こうしんがんばります！ありがとうございます！ (2018年2月11日 22時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» ありがとうございます！面白く出来ていたら、良かったです！ 更新頑張ります！楽しみにしていて下さい (2018年2月11日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年2月5日 19時
