前世があるなら... ページ27
三日月「ねぇ..」
そして、宗近は唐突に言ったのだ
三日月「兄上は、前世を信じる？」
いきなりなんだと思った
前世がどうとか...正直、どうでもいいんだけど
「信じては、ないかな」
言うと、宗近は俯けていた顔をバッとあげ
そして悲しそうな表情を向けた
一体何なのか..私は可笑しい事を言ったかい？
「信じるかどうかは置いといて...もし記憶があったなら、恐らく私は此処にいないと思うよ」
三日月「...えっ」
ポカンとした宗近に内心苦笑し、かけていた
眼鏡を机に置いて話す
「だってね、記憶があれば辛いだろう？」
三日月「辛い..」
「今が幸せだとしても、今が辛いとしても、昔の記憶を持つのは、辛いと思うよ...色々な記憶がぐちゃぐちゃに混ざって、たぶん、そんな人がいたら...その人は壊れちゃうかな？」
三日月「...」
「どうしていきなりそんな事を？」
気になって問うたのだが、宗近は首を横に振るばかりで何も言わなかった
「...」
ふむ..何かまずい事を言ったかな？
しばらくすると宗近はゆっくり立ち上がり部屋から出ていこうとする
「待ちなさい宗近」
私は彼を呼び止めた。何故だろうか...このまま行かせたら、危ないと思ったのだ
振り返った宗近に微笑み言う
「病院に行くなら、送ってあげるよ。支度をするから、少し待っていてくれるかい？」
三日月「...あぁ、わかった」
頷いたのを確認すると、
支度をするため奥に向かった
支度を終えて、玄関へ
車庫を開けると沢山の乗り物がある
「さて..」
どれに乗ろうか
三日月「..( ・д・ ﾎﾟｶｰﾝ…」
隣でポカンとしている宗近は
とりあえずほっといて..乗り物だよ
「..小狐が使ってるのか」
いつものる車は小狐が使っていて、今はない
だが他の車と言えど..スピードがなぁ
よし、仕方ない
「行くよ宗近」
三日月「えっ...わっ！？」
宗近の頭にヘルメットを被せ、バイクに跨る
何時もは岩融が使ってるからね...運転には
あまり自信はないけど、免許はあるから
「乗りなさい」
三日月「...二人乗りは、駄目だと先生が」
余計な事を教えてくれたな、あの先生
「犯人探しもしなきゃ駄目だから、時間がないんだけどな！？」
三日月「おっ..おぉ」
宗近が後ろに乗り、腰あたりにしがみついた
スピードを飛ばし、病院へ急ぐ
宗近の瞳は不安で満ちていた
早く彼に会わせてやらねば.そう思い飛ばしていた矢先
「..厄介だな」
ミラーで確認出来る、黒い車
さっきからピッタリと着いてきていた
はぁ..だから嫌だったのに
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ルイ(プロフ) - え、えぇ、は、え？ (2019年7月10日 3時) (
レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
宍添 - この話とってもおもしろいです！続き待ってます。 (2019年3月10日 15時) (レス) id: 75944ab9a2 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» いえ、こちらこそ、おくれてもうしわけありません！！ だいじょうぶですよ！ ありがとうございます！！がんばります！ (2018年2月14日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» おぉ！それは、すみません！！いえいえ、ごじは、気にしないでください！こうしんがんばります！ありがとうございます！ (2018年2月11日 22時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» ありがとうございます！面白く出来ていたら、良かったです！ 更新頑張ります！楽しみにしていて下さい (2018年2月11日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年2月5日 19時
