助け ページ26
「...何を」
石切丸「何をって、キミがそう言ったんでしょ」
石切丸は首を傾げ前のソファに腰掛けた
俺が？まだ何も言ってないが...
石切丸「殺したい奴等がいるって瞳が言ってたんだけど...もしかして、違った？」
おどけて言う此奴に、少し背筋が凍った
これが...今の石切丸か
たしかに俺は、犯人を殺したいと思った
だが顔も分からぬから..探すのを手伝って欲しくて此処に来ただけなのに
石切丸「大きくなったね宗近。今は中二？」
「ぁ...あぁ、そうだが」
石切丸「そう。久しぶりに会えて良かったよ」
「あの、今は」
石切丸「あぁ、そうだったね。ごめん...要件を聞くよ。よっぽど焦ってるんだろう」
このまま路線がズレると困る為に話を変えたら
石切丸も苦笑して先を促した
「...人探しを、頼みたい..んだ」
石切丸「人探し？悪いけど私達は探偵じゃないんだ.....いくら宗近の頼みでも」
「違う！兄上達しか出来ない！！」
思わず声をあげてしまった
あぁ、ほら..目の前で兄上がびっくりしてる
石切丸「..何か、あったの？」
「...」
石切丸「生憎と、今は小狐も今剣も岩融も出払っていてね。私しかいないけれど、話してご覧」
すぐに優しい笑顔になって先を促す石切丸に
俺は、ポロポロと...それこそ、先程の鶴の涙
のように言葉を継いだ
「先生が..誰か、に襲われて.....鶴と、鶯丸が帰って来たときには..血まみれで、倒れてたって......今は、救急車で運ばれて、病院にいるけど..その後.....証拠を探してた、鶴が..脅迫電話を、受けたって言ってて」
石切丸「..」
「兄上達なら...すぐ、見つけてくれるって思ったから、だから俺..此処に来た」
そしてその瞬間に
俺も涙をこぼした
────────────────
side石切丸
宗近は必死に言葉を継ぎ事情を説明してくれた
...先生と言えば、以前家に来たあの馬鹿か
真っ直ぐで正直で、嫌いではない
あの性格ならば恨みを買う事はないと思うが..
だが実際に、襲われたのか
はぁ..全く、困ったな
私達も今は派手に動けない状況下なのに
だが宗近の話には、おかしい点があった
まず..痕跡が全く見つからない事。鶴と鶯丸が帰って来た時に、まだ息をしていたならば...犯行後それほど経っていないはずだ。まして、二人が帰って来たのに気づいたならば、証拠を隠す暇もないはず....
一番おかしいのは脅迫電話だ
何故、わざわざ電話をかけた？
もしかしたら警察がいるかもしれないのに..
これは、だいぶ面倒だな
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ルイ(プロフ) - え、えぇ、は、え？ (2019年7月10日 3時) (
レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
宍添 - この話とってもおもしろいです！続き待ってます。 (2019年3月10日 15時) (レス) id: 75944ab9a2 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» いえ、こちらこそ、おくれてもうしわけありません！！ だいじょうぶですよ！ ありがとうございます！！がんばります！ (2018年2月14日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» おぉ！それは、すみません！！いえいえ、ごじは、気にしないでください！こうしんがんばります！ありがとうございます！ (2018年2月11日 22時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 晴嵐さん» ありがとうございます！面白く出来ていたら、良かったです！ 更新頑張ります！楽しみにしていて下さい (2018年2月11日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年2月5日 19時
