石のつまった部屋★O.S (ページ5)

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もう、どうすることもできず、ただ座っていた時、

智「ん？」

誰かが、シャッターの前に来た。

その人は、シルバーのメガネをして、髪の毛を縛っている女性だった。

男「ちょ、ちょっと！貴方ここで何をやっているんですか！」

男の人が言っても、あの女性は無視。

智「あのぉ…」

よく見ると、耳にイヤホンをつけていた。

僕は、肩を叩いた。

男「貴方は、一体誰なんです？」

A「東京美術大学、神埼Aです」

と、この女性は名乗った。

男「やっても無駄ですよ。こんな数多くある中から絞り出すなんて…」

おそらく、この男の人が言っている通り。

こんなにある中から、絞り出すなんて事…

智「できっこないよなぁ…」

僕も、諦めて、壁に横たわっていた。

何分か経ったとき、神埼さんが動いた。

男「だから、無理だと言ったでしょう」

そう言った瞬間、立ち止った神埼さん。

A「…思ったより手間取りました」

え…？

智「あ、開いたんですか？」

神埼さんは、動いて、シャッターの底の部分を持った。

すると、ゆっくりと動いた。

智「えっ！」

男「そんな、バカな…」

僕も、一緒になって、シャッターを開いた。

○○「えっ、あ、開いた？」

無事、○○さん達を救出することができた。